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音楽映画自分史 01「ROCK YOU!(ロック・ユー!)」
映画「ロック・ユー!」(原題は「A Knight`s Tale(騎士の物語)」)は、2001年の作品です。
中世が舞台なのですが、そこに70sをねじ込んでいるところが斬新で、話題作なわけではなかったのですが、とても惹きつけられ、大好きな映画になりました。
冒頭の騎士の対決で、観覧する観客が、Queenの名曲に合わせノリノリで盛り上がるシーンで心を鷲掴みにされました😍
◯Queen / We Will Rock You(1977)
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ちなみに、今作の原題から「ロック・ユー!」になっているのは、本国イギリスよりも早く大ブレイクした日本向けのアレンジのようです。
この歴史モノ×ポップスの映像表現は後に、ペプシコーラのCMでも使われました。
スペースオペラ×ポップスの組み合わせが斬新と評判になった「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のアイデアは今作がヒントになったとかならなかったとか…
デビット・ボウイの曲が流れる、主人公とヒロインの舞踏会では、宮廷を感じさせる楽曲で静々と踊り始めるのですが、そこからスイッチが入ったように一転。
ふたりの気持ちが入り、ダイナミックになっていくダンスシーンが、デビッド・ボウイの曲の盛り上がりと同期する様子がサイコーです😍
◯ David Bowie / Golden Years(1975)
なんとも軽やかで楽しく、それでいて情熱的で、なのに美麗♬
この映画は、テンポがとても良く、爽快で、シンプル。
それでいて、とても惹きつけられるのは、美術の良さと音楽の使い方が効果的だからではないかと思ってます。
僕が好きな「音楽映画」(ミュージカルではない)の代表的な作品です♬
残念ながら、フレディとボウイだけでなく、映画主役のとてもキュートなヒース・レジャーもすでに故人です😭
ストーリーは…
時は14世紀。
貴族だけ参加が許される馬上槍試合に、ウイリアムは身分を偽り出場を繰り返していた。
強敵を相手に次々と大会で勝利を収めるウイリアム。
しかし世界選手権の決勝前夜、
謀略により身分を偽っていたことが発覚。
その罪により処刑を宣告されてしまうのだった…・。
果たして彼の運命は!?
なるほど、確かにこの通りと思いました😅
が、この中には、週刊少年ジャンプのマンガ作品のように、恵まれない地位の中渇望する欲求、メンターとの出会い、ずっと一緒にいた互いによく知る仲間と協力しての特訓があり、また特殊能力を持つあらたな仲間との出会いがあり、敵がまだ持っていないような鎧(時代を先取りしたトレードマーク付き😅)を手に入れ、ラブロマンスがあり、王族との遭遇、父の思い、絶体絶命の絶望的な窮地!、… からの逆転!、新たな世界への扉がひらくような胸のすくラストシーン… などなど、ジュンツカ・クエストやスターウォーズが下敷きにしているキャンベルの「ヒーローズ・ジャーニー」の要素がちゃんと組み込まれているのです。
とにかくワクワクできる作品です😊
みなさんの中で、ご覧になった方はいますか?
まだでしたら、70s・80sファンでなくてもオススメです!