見出し画像

見通しの持てる声かけで気持ちの切り替えや生活習慣を意識する

私はどちらかというと見通しを持ちたい人間である。
それもあり子どもたちが小さい頃から可能な限り見通しの持てる声かけや関わりを意識している。

◆意図・目的
 見通しを持って物事を終了をする。
 気持ちを切り替えて次の行動に移る。

◆手段
 声かけ
 
◆大切なこと
 見通しを伝えることとは「子どもを大人の言う・思う通りに動かす」ことではない
 伝えればいいってものではない


簡単なものを2つ紹介
①おしまいの声かけ
「10数えたら〜するよ」だ。
ルーティンの中で繰り返し取り組んでいる。
例えばお風呂を出るタイミングで
「1、2、3、、、10!おまけの、おまけの汽車ポッポ ポーッとなったら出ましょうね、ポッポーのポ 鳩ぽっぽ」
と声かえを繰り返す。
言葉の意味が分からないうちでも「この声かけがあったらどうやらおしまいらしい」と理解はしていた。
数えると「キー!」となることもあるが、そこは本人の気持ちを受け止めつつ、理由も(こちらも意味が分からなくても)伝えながら、ブレずに終了をする。
切り替えが出来たら、出来たことだけでなく、その過程も褒める。

成長に合わせ本人に「10にする?20にする?」と選択してもらったり、理由を説明し同意をえた上でカウントをしている。

また子どもたちから要望を受けた時に、
「ママあと10でやるから数えてくれる?あ、おまけつきで!」と伝えると、子ども自ら数えて待っていてくれる。


②することを伝える声かけ
「1番〜〜、2番〜〜、するよ」
順序立ててすることを伝える。

ポイント
・1〜3つ程度にすること(覚えられる量)
・初めは直近の連続した具体的な内容
 

例えば保育園からの帰り道、自宅が近くなると、
「1番 靴を脱ぐ 2番 リュックの中身を出す 3番 手を洗う」と確認をしている。
もちろん必ずスムーズに進む保証はないが、少なくとも帰宅したらする基本的な生活習慣を身につける、という意味でも繰り返し取り組んでいる。
大切なのは「伝えて一緒に取り組む」ことだ。
伝えておしまいではない。
一緒に取り組む中で親子の時間を持ちつつ、本人の得意不得意・気が散るポイントなどを知ることができる。

かくいう私も、何回か帰宅後バタバタしていたときに「伝えたんだからやって、できるでしょ、なんで出来ないの?」とイライラしたことがある。
子どもが自律的に①〜③ができればその裏で私はお風呂や夜ごはんの準備ができるのだが、それはもう少し先の話である。
中々進まない子どもをキッチンから急かす、お互いに嫌な気持ちになる、本末転倒である。


以上のように、我が家では①と②に取り組んでいる。

取り組む上で親の心持ちとして大切なのは
・伝えたからそれ通りに進むわけではない
・親の思う通りに動かす手段ではない
ということだ。

さらっと出来た時と出来なかった時を分析し、原因を探ることで子どもへの理解、対応方法のアイデア、そして自分自身のモノゴトと捉え方の癖に気がつけるのだ。


*療育関係については適宜、加筆修正をする予定だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?