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ローゼルレシピ


ローゼルが収穫シーズンを迎えたので、下拵えから基本のレシピまでまとめてみました。

去年から育て始めたローゼルですが、今年も無事収穫シーズンを迎えました
せっかくなので、色々と活用出来るローゼルを写真付きで詳しく解説します。


ローゼル(Hibiscus sabdariffa)は、アオイ科フヨウ属の植物で、主に熱帯地方で栽培されているハーブです。
日本では「ローゼル」として知られていますが、他の国では「ハイビスカス」や「サワーソープ」とも呼ばれることがあります。
ローゼルは、特にその鮮やかな赤色のガク(花の外側の部分)が特徴的で、このガクが様々な料理や飲み物に利用されます。


特徴:

  • ガク: ローゼルの最も利用される部分で、赤く酸味が強いです。これがジャム、ジュース、ハーブティー、さらには塩漬けにして保存食に使われます。

  • : ローゼルのガクには、酸味があり、レモンやクランベリーに似た風味を持っています。

  • 栄養価: ビタミンCや抗酸化物質が豊富で、免疫力を高める効果や疲労回復に役立つとされています。

  • 栽培地: 主に熱帯地域で栽培されており、アフリカ、インド、東南アジア、中南米などで広く栽培されています。

利用法:

  1. ハーブティー: ローゼルのガクを乾燥させてお茶にするのが一般的です。鮮やかな赤色で、爽やかな酸味が特徴のハーブティーとして人気があります。

  2. ジャムやソース: ローゼルのガクを煮詰めてジャムやソースにすることもあり、パンやデザートのトッピングとして利用されます。

  3. 料理: 塩漬けやピクルスにして、サラダやご飯に添えることができます。また、酸味を生かして肉料理や魚料理のアクセントにもなります。

健康効果:

  • 血圧の調整: ローゼルティーは高血圧を下げる効果があるとされています。

  • 抗酸化作用: ビタミンCやポリフェノールが豊富で、体の酸化を防ぎ、老化防止や免疫力向上に寄与します。

  • 消化促進: 酸味が消化を助け、胃の働きを促進すると言われています。

ローゼルは美味しく栄養価も高い植物で、様々な形で利用できる万能な素材です。

捨てるところが少ないローゼル、レシピの応用も幅広いです。

実は葉っぱも食べられるんです。

ローゼルの葉(Hibiscus sabdariffa)は、実だけでなく、葉っぱも食用として利用できる部分です。ローゼルの葉は、酸味があり、料理のアクセントとしてさまざまな形で活用されます。特に東南アジアやアフリカの地域では、ローゼルの葉が伝統的な食材として親しまれています。

ローゼルの葉の特徴:

  • 風味: ローゼルの葉は、少し酸味のあるさっぱりとした味わいが特徴です。酸味は、レモンに似ており、さまざまな料理のアクセントとして使われます。

  • 栄養価: 葉っぱもビタミンC、ビタミンA、鉄分、カルシウムなどを含んでおり、栄養価が高いです。特に抗酸化作用が期待される成分も含まれ、健康にも良いとされています。

ローゼルの葉の利用法:

  1. サラダ: ローゼルの葉は生でサラダに加えることができます。ほうれん草やクレソンの代わりとして使うことで、さっぱりとした酸味のあるサラダが楽しめます。

  2. スープやカレー: ローゼルの葉はスープやカレーの材料としても使用されます。酸味があるため、煮込み料理に加えることで、料理全体の風味を引き締め、さわやかな酸味をプラスします。

  3. 炒め物: ニンニクや唐辛子と一緒に軽く炒めて、付け合わせの一品として使われます。アフリカやアジアの国々では、葉を炒めた料理が伝統的な食べ方です。

  4. 漬物: ローゼルの葉は塩漬けや酢漬けにして保存することもできます。酸味の強い葉なので、ピクルスのような感覚で楽しむことができます。

健康効果:

  • 消化促進: ローゼルの葉の酸味は消化を助け、食欲を促進する効果があるとされています。

  • 免疫力向上: 葉にもビタミンCが含まれているため、免疫力を高め、風邪の予防に役立ちます。

  • 疲労回復: ビタミンやミネラルが豊富なため、疲労回復や体力増進にも良い効果が期待されます。

ローゼルの葉は、さわやかな酸味と豊富な栄養価を生かして、料理にバラエティを加えることができます。果実だけでなく、葉も積極的に活用してみてください。
ローゼルの葉は栄養価が高く、適量を摂取する分には健康に良いですが、酸性の強さやシュウ酸などの影響から、大量に摂取することは推奨されません。特に、胃や腎臓に問題がある場合は、摂取量に注意し、バランスよく食事に取り入れることが重要です。

まずは下拵え

ローゼルの下拵えを、写真を参考にして以下の手順で説明します。
小さい棘があるので手袋をして下処理してください。

ローゼルの下拵え手順:

  1. ローゼルの準備
    まず、ローゼルの花がく(赤い部分)を用意します。きれいに洗い、汚れを取り除きます。なるべく新鮮な状態で行うのがオススメです。

カットして種を取り分ける
ローゼルのがくの底部分を切り落とします。がくの下の部分を少し切り落としてください。がくの内側にある種を取り出しやすくなります。

種の取り出し
箸やスティックなどを使ってローゼルの中心にある緑色の種を押し出します。がくと種がきれいに分離されます。

種の除去完了
取り出した種とがくが分けられた状態になります。
がくは後に様々な用途に使え、種は通常廃棄されますが、
必要に応じて他の用途に使うこともできます。
種に関してはまた別の投稿でお伝えします。

がくの洗浄
種を取り除いた後、再度がくを軽く水洗いし、水切りを行います。
アリ等の虫もこの時点できちんと除いてください。
(ローゼルはアリさんの大好物らしく結構います)

ローゼルの塩漬けレシピ

材料:

  • ローゼル 100g

  • 塩 10g (ローゼルの10%)

手順:

  1. ローゼルの下処理
    ローゼルのガクをしっかりと洗い、水気をよく切ります。

塩漬けの準備
洗ったローゼルをジップロック袋またはガラス瓶に入れ、塩を全体にまぶします。まんべんなく塩が行き渡るように軽く揉み込み、しっかりと密封します。

保存と用途
ジップロック袋またはガラス瓶を冷蔵庫に入れ、3日~1週間ほど漬け込みます。塩漬けが終わったローゼルは、サラダのトッピングや、お茶漬けのアクセント、またはおにぎりの具材として使うと美味しいです。

お好みに合わせて、料理に使ってみてください!


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