ストーリー作り|学びの記録.01 読者を引き込む
小説の執筆に入る前に、ストーリー作りの勉強を始めました。
しばらくこのnoteで、学んだことをアウトプットしていこうと思います。
物語とは
物語とは、①ゴールに向かおうとする②誰かに対して、③起きた出来事がどのように影響し、④その誰かがどのように変化するかを描いたものです。
これをより分かりやすく言うと、以下のようになります。
①ゴール:物語の中で解決すべき問題
②誰か:主人公
③起きた出来事:プロット
④その誰かがどう変わるか:何についての物語なのか
読者を冒頭から惹きつけるためには
「この本は何について書かれているのか?」という疑問に、最初の1ページで明確に答えることが大切です。できれば1行で答えたい。
読者が最初のページで知りたがる重要なポイントは、次の三つです。
①この物語の主人公は誰か?
②現在どのような出来事が進行しているのか?
③何が危険にさらされているのか?
①この物語の主人公は誰か?
ーー15歳の虎杖悠仁
②現在どのような出来事が進行しているのか?
ーー高校のオカルト研究会に参加していて、そのことがなんらかの引き金となり、これから「死刑宣告」されることが起きる(前半から想定できない後半に繋げることで、落差を出して読書を引き込む)
③何が危険にさらされているのか?
ーー虎杖悠仁の命、オカルト研究会の誰か。
これが、重要なポイントを意識して作られた例文です。
読者を冒頭から引きつけ、続きが読みたくなる書き出しになっていると思います。
虎杖悠仁が何かしらの事件に巻き込まれるという事実は、この物語のテーマを示すだけでなく、前後の出来事のつながりも理解させてくれます。
この事実を手がかりに、読者は「15歳の虎杖悠仁が「死刑宣告」される前に起こった」すべての出来事の重要性や、その感情的な意味を考えることができるのです。
読者を惹きつけるためのチェックポイント
①誰の物語か明確にする
読者が物語を読むとき、主人公の視点を通じてその世界を体験しています。主人公は、作者が作り上げた世界で読者を導く存在として考えましょう。
②最初のページから何かを起こす
単に物語の背景を整えるだけでは足りません。物語の冒頭から主人公に何らかの影響を与える出来事を投入し、その結果を読者が知りたくなるように仕向けるべきです。何も起きていないのに次を期待する読者はいないのです。
③重要な対立が物語の中にある
たとえ主人公の目標がまだ明らかでなくても、主人公の行動や探求に直接影響を与える対立が物語の中にあることが重要です。
④最初のページから危機感を書く
また、その危機が何であるかを読者に認識させましょう。
⑤要所で物語の「俯瞰図」を示す
読者に物語の進行を理解させ、各シーンの重要性を把握できるようにするのが「俯瞰図」です。物語がどこでどう進んでいるかがわからなければ、読み進めたい気持ちになりません。
正直「早く執筆に取りかかりたい」と思っていたが、勉強して良かったと感じています。
いくらChatGPTが小説を書いてくれるとはいえ、指示を出すのも、出来上がった小説を評価するのも自分です。
今、ストーリー作りの勉強で学んでいることは、これらに大いに役立つと確信している。特にプロンプト作りに活かせそうです。
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