錆の美学
時の経過
万人に必ず与えられるものであり
絶対に逆らえないもの
鉄が錆びるという事もそんな宿命を帯びているような気がします。
哀愁も侘びさびもそんな時の流れが関与してるのでは?
端から作り始める針金のひとふで書きも
徐々に積み上げるように時の積み重ねのような作業を行います。
前があって後ろがあって
裏を回って表に出て
生きていきながら過去を振り返り、先の選択を決めていく
そんな人の思い出や思考もこの作品には内在してたり
重なっていたり離れて、またまとまり
何一つ単調ではないのもまた時間の経過や人の営みのよう
あまり立体的ではないのですがそれでも数ミリの違いは
人の目に与える立体