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会いたいの。


私の頭の中は「飛行機に乗りたい!」という
欲望が5割を占めているの。

いつも彼に会いに行きたい。
最後に会ったのは11月。
上着が欲しくなる季節だったなぁって。
紅葉が終わって、クリスマスが
楽しみだね、って言ってたね。
ニットを着て、コートを着て
マフラーをしても寒くて、
どんな瞬間においてもいつも寒かった。

クリスマスも、お正月も、私の誕生日も、
初売りも、初詣にバレンタインデー、

ひとつのイベントだけでもいいから、
大好きな彼の隣にいたかったなぁ。

辛くて寂しくて仕方ない私には、
アルバイトを詰め詰めにして、
自分の体力を削り尽くして、
彼の隣にいるためのお金稼ぎ
なんだから、と悲しみを
回避するべく自分を騙して頑張って労働、

とっても寂しかった。
寒さを分け合うカップルに
涙しそうだった。
どんなに厚着しても寒くて
彼の温もりが恋しかった。
クリスマスの準備をするカップル、
男性が目を輝かせながら
プレゼントを選んでる風景
羨ましくて仕方なかった。

「私には彼がいる。」

私はいつしかこう思えなくなっていたんだ。
大好きなはずなのに、
一緒にいられない、
会いたい時に会えない、
同じ楽しみを分かち合えない、
付き合えてるって自信が無くなってたの。

彼は寂しいって思ってくれていますか。

遠距離は寂しいって言っちゃいけないんだよ。

遠距離始める時に言ってたよね、
私はほんとに寂しい時言ってしまいます。
たまには言って欲しい、
「会いたいよ」って。
辛いもん。
心の底からの「寂しい、あいたい」は
私にとって「すき」と同じぐらい嬉しい。
求められてるんだって安心する。
寂しいけど私の寂しいが
少し減る気がするんだ。

彼のになりたい。

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