ウクライナ戦争は最新戦争の実験場

ドローン攻撃などを駆使してより少ない予算で効果的なダメージを与える試験場になっている。これらの結果から編成や武器構成や予算など大幅な見直しがされる事になるだろう。

この最新結果を無視すれば軍事の弱体化は明確であり最重要で喫緊の課題である。つまり世界にとってウクライナ戦争は最も価値のある情報提供場あり世界の中心になりつつある。

今まで殆ど見向きもされなかった欧州の最大の田舎とも位置付けられ、賃金も世界的最貧国に過ぎなかったウクライナが世界の耳目を集めるホットスポットになった事はウクライナに大量の資金が投入される事にもなっている。

言うなれば戦争投資である。武器の実験場であり戦略の実験場であり、情報戦の実験場である。ウクライナの戦争予算はほぼ全部欧州と米国の支援で成り立っている。もはやロシアとの代理戦争をウクライナが一手に握っている。これは最早世界大戦と言っても過言ではない。

経済的には世界大戦に突入しているのである。世界が景気的に上回っているのも戦争景気なのである。日本が朝鮮戦争で好景気になったように、直接戦争に巻き込まれない場所はどこも好景気に沸いている。日本もその恩恵に浴しているのは間違いない。

そうなると結局は誰もこの戦争が終わらない方が都合が良いという事になっていく。ウクライナの戦争が続く限り好景気なるのである。ウクライナも最早戦争が無い状態では存続できない状態になっている。

もちろん理想は戦争が終結して復興予算で経済が回る事だろうが一旦は景気減速の波が襲ってくるだろう。

平和と言うのは景気停滞を齎すものであり、景気の活発化には常に不安定要素が必要なのだという事が冷たい方程式から導かれるものだ。

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