クリントのひと言
クリント・イーストウッドの代表作「Unforgiven:許されざる者 (1992)」に渡辺謙の日本版リメイク作品があると知ったオット氏が、早速 Amazon Primeで購入。
じっくり観る前に、Ken Watanabe 関連の you tube を観まくっている。(←今、ここ)
その中のひとつ、映画「硫黄島からの手紙」のメイキングビデオ (The Faces of Combat - the Cast of Letter from Iwo Jima) のクリント・イーストウッドのインタビューのひと言に耳が止まった。
クリント: 「None of these casts that came to work with us... Japanese actors had... knew anything about the battle of Iwo Jima. Because they don’t teach that at schools...and ...they don’t talk too much about it for some reason」
日本人キャストの誰一人として、「硫黄島の戦い」のことを知らなかった。
オット氏に訊かれた。え?学校で教えてないの?
そう、、ごめんなさい。確か日本史は「明治の文明開花」でキレイに時間切れだった。
時を経て、今は現代史や昭和史も高校までに教えているのだろうか。
オットは、日本人はいわゆる日本versionの歴史を教わっているのだと思っていた。だから、全く授業で取り上げられていないということに、驚いたのだ。
歴史は繰り返されると言う。歴史を知らなければ、尚更、、な気がするのは、私だけではあるまい。
余談だが、作品に出演していた嵐の二宮くんは、撮影中日本が恋しくてたまらなかったそうだ。早く日本に帰りたい、帰ったら休みが4日ある、などとずっと思っていたという。そしてそれが日本に帰りたい兵士の思いと重なり、自然と役作りに役立ったそうだ。
ちょっとクスッと笑ってしまうような役作りだが、どんなことであれ、結果を出せたのは事実。
人は予想もしない運命の海を、今も昔も、ゆらゆらと進んでいる。たとえ行き着く先がわからなくても、、、しっかりと時にゆっくりと、前に前に漕ぎ出そう。