車椅子で吉祥寺を満喫した話
東京→新大阪の新幹線より、、。
本日はwheelogというスマホアプリのイベントに参加してきました。
wheelogとは?
みんなで作っていくバリアフリーマップアプリです。お店・エレベーター・スロープなどのスポット情報は当然ながら、車いすで走行した情報も共有できます。さらには、知りたい情報をリクエストすることも!つぶやいた場所を地図上にどんどん追加していき、危険な場所や楽しい場所をみんなに知らせることもできるのです。引用元:wheelogオフィシャルサイト
今回イベントに参加した理由
①母にもっと外に出掛けて欲しいと思ったから
②実際に自分が車椅子を体験することで母の気持ちが少しでも理解できればと思ったから
③このアプリの発案者の織田友理子さん、CKOの吉藤さんに前から会ってみたいと思っていたから
前もってお店に電話で確認しても、実際行ってみたらバリアフリーになっていない、、
私の母は脳梗塞で片麻痺になり、現在外出する際は車椅子で移動しています。
車椅子でどこかに出掛けようとすると、「車椅子でいけるトイレがあるか」「車椅子に対応してくれるお店か」「段差はないか」等、色々な制約がでてきます。
そこで、どこかに出掛ける際はお店に前もって「車椅子でも行けますか?」と確認してお店に行くようにしているのですが、、
確認したにも関わらず、お手洗いが仮設トイレしかなくて、他の店を改めて探すしかなくなる、ということがありました。
お店に聞いてもお店側が車椅子についての理解がなかったら意味がない。
どうしたらいいんだろう、、?
近所に車椅子ユーザーの知り合いがいないので、相談できる相手もいません。
そんな時に、吉藤オリィさんがツイッターでwheelogについて呟いてくださっているのを見て、これだ!!と思いました。
このアプリなら、車椅子ユーザー自身が自分で通った道や使った私設を登録してくれているので、かなり信頼できる情報が集まります。
母もこのアプリを使うことで「車椅子で出掛けられるスポットってこんなにあるんだ」と思ってくれるかもしれない、、と希望が持てました。
段差と傾斜がこんなに怖いとは思わなかった
私は自分自身が車椅子に乗ったことはほとんどありません。
急性胃腸炎で救急車で運ばれた時に一瞬乗ったくらいの経験しかありませんでした。
なので、一度ちゃんと経験してみることで、見えてくるものもあるんじゃないかと思い、今回このイベントで車椅子に乗って街を移動することにチャレンジすることに。
結果、普段歩いている時にはわからなかったことに沢山気付くことが出来ました。
・歩道は基本車道側に傾いていて(歩いてる時は気付かなかった!)、普通に漕いでいるとどんどん車道側に曲がっていってしまう、めちゃくちゃ怖い
・「これくらいなんてことないやろ」という段差や点字ブロックに引っかかって何度もストップすることになった、、
・お洒落なお店は段差が多くて入れないことが多い
・自動ドアじゃないと誰かに開けてもらわないと入れない
・入口という入口が窮屈に感じる
・多目的トイレが狭く感じる
・エレベーターは入るより出るほうが難しい
・横断歩道はちゃんと渡り切れるか&渡りきったところで段差を超えられるか不安になりドギマギする
・道に模様があると、その模様にひっかかったりするので「こんな見た目オサレにしなくていいから段差やめて!!」と思う(普段だったらなんとも思わないのに)
などなど、、。
初めての車椅子で慣れていないというのもありますが、
想像していた以上の移動しにくさで、体験出来て本当によかったなと思いました。
素敵な出会いもたくさん
今回のイベントは9つのマスに書いてあるミッションにチームで挑み、最後にどれだけビンゴできるかを競う、というものでした。
そのため、同じグループの方々と1日ずっと一緒に過ごしたため、みなさんとの距離が一気に縮んだように思います。
ここに来なければ出会わなかった方々だと思うので、このご縁は大事にしたいなと思いました(*´v`*)
また、以前に本を読んでからずっと1度は会ってみたいなと思っていた吉藤オリィさん、wheelogの発案者の織田友理子さんにもお会いすることができ、とても嬉しかったです。
しかしいざ目の前にすると言いたかったこと・聞きたかったことの5%も言葉に出来ないな、、。゜(゜´ω`゜)゜。
wheelogの今後に期待
今後、国土交通相がwheelogのシステムを活用してバリアフリースポットのデータ化を進めていくとのこと。
バリアフリーマップの内容の充実は、車椅子ユーザーの方だけでなくベビーカーを利用している方、重い荷物を持った方などにも有益なことだと思います。
私も大阪や鹿児島で周りにwheelogの存在を広めていきたいなと思います。
やってみるとハマるのでとりあえず一回試してみて欲しい
wheelogの良いところは、とにかく「面白い」こと。
みんながアプリを使いたくなるように、ゲーム的要素が沢山取り入れられています。
自分が車椅子で移動した距離がどれくらいの距離なのかをユーモアのある見せ方で教えてくれたり
スポット登録数やコメント数等、ミッションをクリアすることで「マイスター」レベルが上がったり
一回始めると、どんどんスポットを追加して地図を完成させたくなります。
デザインもカラフルでとってもかわいい(((o(♡´ω`♡)o)))
是非一度ダウンロードしてみてください!
▼使い方はwheelog公式サイトをご覧ください
https://www.wheelog.com/hp/
昨日〜今日まで、とても充実した休日でした(b´ω`d)