【既刊】共依存BL/できそこないの幸せ 2【JGARDEN56】
2024年9月更新★
JGARDEN56 持ち込み予定の既刊をご紹介します。
◆青春・共依存BL
好きって、やっと口に出して言えると思ったのに…
WINGSのメインCP「勝行編」2巻です
できそこないの幸せ 02
B6単行本/カバー付き 298ページ 1000円 R18
当サークルの長編「WINGSシリーズ」2ndシーズンの第2巻です。
ヤンデレ攻め×強気わんこ 思いもよらぬ展開が待っています
帯でわざと半分隠してました。しかし現在、帯ありは完売してしまったので、イベント会場では一般客への配慮で表紙を隠してます。探してください。すみません。多分私の本の中で最もやべえ表紙です。
俺はあいつのこと――好きなんだ。
やっと勝行への恋心を自覚した光。勝行に「俺も好きだよ」と伝えたい。
――けれど勝行は父から監視されるようになり、勉強尽くし。一方の光にはソロの仕事が舞い込んできて、二人の距離は物理的に遠ざかる。
そして光のそばには、いつの間にか晴樹という年上の男マネージャーが付きまとうように。
彼は高校の教師。時に保の彼氏。光のマネージャーも兼任。
光がゲイであることにもネコであることにもすぐ気づき、手取り足取り悪い事からいいことまで教えてくれる、とんでもない大人です。でも光にとっては、調子のいいお兄さん。なんとなく話しやすい雰囲気の彼に、だんだん流されてしまいます。
実は光の身体は夏まつりの旅行から、「抱かれたい」という劣情に苛まれて仕方ない。過去の経験は大嫌いなのに、下半身は疼いて仕方ない。
どうしてこんな身体になってしまったのだろう。
でも勝行には忙しくて甘えられない。
それどころか最近の彼は心に全然余裕がなく、怖いくらい。甘えれば彼の勉強や体調に影響する。邪魔するのは嫌だ。
それでも発作が出る時や眠れない時は、勉強の手を止めて何度もキスをしてくれたり、寝ずに看病してくれたりするわけで――。
光は葛藤の末、わざと勝行から離れて一人で過ごしてみる。
けれど、それはすごく寂しくて…つらい。
そんな光をよく見ている晴樹は、「彼と付き合うのはやめた方がいいよ」
「あんなのは愛って言わない」「セックスすることは悪いことじゃないよ」と優しく教えてくれる。
彼の優しさに流されかけたある日。
目が覚めたらベッドに縛られ、手枷足枷を嵌められていた。目の前にいた男は狂ったような声で重い愛の言葉を吐く。
「お前だけは、オレを愛してくれるって信じてたのに…!」
「悪い子には、お仕置きだよ」
そう、勝行のぶっ壊れた方の性格がついに表にあらわれる――!
多重人格・相羽勝行の凶暴な「お仕置き」を受けて、その様子のおかしさを疑う光。助けてくれたのは彼を幼少期から知っている専属ガードマン・片岡だった。
「こうなった時は勝行さんを阻止し、光さんを守るのが私の役目です」
つまり勝行は、自分がいつか暴走した時のために片岡に業務命令を下していたというわけだ。
こんな勝行を放っておくなんてできない。彼の暴走を止められるのは自分しかいないのだから。光はまだ人格が変わったままの勝行の元に自ら飛び込んでいきます。
部屋に散乱する血まみれのガラス。誰かの命を絶とうとする男。
勝行が殺される――!武器を持ったその手を掴み、取っ組み合いの乱闘を始める光と勝行(の身体)
人殺しなんかやめて、俺に付き合え!
無鉄砲で感情のままに飛び込む光が出した提案とは。
ぜひ本誌を読んでお楽しみください。
どうして表紙が「3人」の構図なのかは、中身を読めばわかります。二人の勝行。どっちがどっちなのか、あててみてください!
こんな感じで、二人の両片思いは拗れに拗れて思わぬ方向へ。
そんな矢先に服役中の父からの愛情に触れたり、夏の検査結果が出て重大な決断を迫られたり。心が折れそうになる中、勝行以外のバンドメンバーや周囲の大人たちの温かさを知り、光の恋心は揺れに揺れまくる。
このまま勝行を好きでいていいんだろうか――?
それでも2巻のラストは大ハッピーエンド保障です。
最後は光くんと一緒に、うれし涙を流してくださるといいな。
この巻の挿絵は、気に入ってる&いかにも勝行×光っぽいのが多いのでよく宣伝に使ってますw
両翼少年協奏曲もあわせてご覧ください
こちらも「両翼少年協奏曲」とリンクしています。
5話~8話のストーリーがこの2巻の話の間にちょいちょいと挟まってる感じです。セットで読んでいただけるとありがたい。
WEB版あります(試し読み)
修正前の小説はこちらで読めます。
よろしければWEBでお試し読みください。
こちらの4章~7章が2巻の内容です。
同人誌の通販はこちらから
同人誌にはWEB未収録の番外編が1つ収録されています。
「二律背反のアリア」
かつて本編のプロットを考えていた当時、最初につけていたタイトルであり、冒頭に書こうとしていた話です。
結局「光視点」をメインにするためボツになった、勝行くんのお話。
2巻ラストシーンで彼の背中を後押しした、上司ふたりの話もみれます。お楽しみに。
頒布当初、コロナが猛威を振るいイベント過疎期だったこともあって、通販とイベントの冊数がひっくり返った頃でした。そのため、うまく本が買えなかった方がいらっしゃるのですが、今はめちゃくちゃ在庫あります(笑)
あの頃イベント会場で「売り切れてしまいました、すみません」と複数断ってしまったことを今でも悔やんでます。手に入れられなかった方々の元に届くといいな。
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