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2015年9月の記事一覧
hには有声音がない本当の訳は?
thの説明のところで触れたとおり、hは息をだすだけの音です。
日本語の「ほ」の口の形で、息だけ強く出すと、hになります。
息だけの音なので、当然無声音ですね。
hには、tとd や fとv などのように、それに対応する有声音がありません。
正確に言えば、有声音はあるけれど、英語の音として採用されていない、のです。
なんだか不思議ですよね。では、実際にやってみましょう。
まず、日本語の「ほ
c(k)とgは、のどを使う?
これまで、舌や歯や唇を使っていろんな英語の音を出してきましたが、今回はのどを使います。
正しくは、舌の付け根でのどを閉めてから解放させるような音です。
実際にやってみましょう。
まず、口呼吸してみます。普通に口呼吸している途中に、口をあけたまま息を止めてみて下さい。これが、「のどを閉める」行為です。
しっかりのどを閉めて、一気に息を解放させて、無音声のKの音を出します。
「ぐ」と言いなが
thは、舌と歯を使おう!
日本人が苦手なthの発音ですが、コツをつかむと割と簡単にできるようになります。
thの発音には、tとhの、それぞれの発音の要素が入っています。
では、実際にやってみましょう。
まず、tの発音では舌を上の歯茎の裏あたりで弾きましたが、その舌の位置を、だんだん下げていきます。
上の歯茎の裏から、前歯の裏へと舌を移動していくと、音が変化するのがわかると思います。
そして、わずかに開いた上と下の
FとVは、唇を噛まない?
前回までのおさらい。
t と d の発音は、舌の位置が同じで、無声音か有声音の違いだけの音でしたね。
p と b は、唇を使って息を出す破裂音のコンビでした。
今回の f と v は、唇と歯を使います。
よく、f は「下唇を上の歯で噛んで」と指導されることがありますが、がっつり噛んでしまうと、不自然になってしまう場合があります。
実際にやってみると分かると思いますが、強く下唇を噛むと、出し
Let it go は、なぜレリゴーと聞こえるのか?
前回、日本語の「らりるれろ」は、l の発音とは全く違うという話をしました。もちろん、r の発音とも違います。
「らりるれろ」は、舌を上の歯ぐきの裏側につけて弾くように発音します。
この舌の位置は、実は英語の t の発音をするときとほぼ同じなのです。
英語の t を発音する時は、舌をちょうど上の歯茎から口の天井に近いところにつけて弾いて音を出します。
音といっても、声帯を使うわけではなく、あ
Lは舌をやわらかく使おう
前回にRの発音をやったので、今回はLです。
rを出す時は、舌に力を込めて、口の中で巻いたり引いたりして位置をキープするのですが、l を発音するときはそれとは真逆で、できるだけ舌を脱力させておくのがコツです。
では、実際にやってみましょう。
舌を前歯の裏に軽く押しつけるように置きます。
このとき、なるべく舌に力を入れないようにします。
その状態であいまいに「ウ」と言います。
そうすると、声
Rの発音は舌を巻いちゃだめ?
rとlの発音は、一見よく似ていて難しそうですが、実は舌の動かし方が全然違うので、実は違いがはっきりした音です。
よく、rの発音は「舌を巻くように」とか「舌を引くように」と言われますが、どちらが正しいのか、わかりますか?
では、実際にやってみましょう。
軽く口を開けて(上下の歯がすこし開いている状態)、舌先に力を入れながら持ちあげます。口の中のどこにもくっつかない状態ができたでしょうか?
歯