たけのこは立派なメンマになりました。
1ヶ月に渡り連載してきたたけのこシリーズも今シーズンは最終章。
また来年もお楽しみに!
さて、煮て、塩で発酵し、干しておりましたたけのこですが、無事にメンマになりました!
※ここまでの過程は過去の記事をhttps://note.com/wingman283/n/n7a801302a2b7
天日干しにして約1週間で見事に乾燥
干したて
2日後
3日後
この段階で、かなり乾燥していましたがブニブニした感触でまだ完全には乾燥しきっていない様子でしたので、もう少し干してみることに!
4日後
5日後
そして干した日から1週間後の状態がこちら!↓↓↓
見事なまでの乾燥具合。
グニグニ感もなくなりしっかり乾燥しています。
後は、乾燥剤を入れた密閉容器に入れたら保存食出来上がり!
乾燥やったことはわかると思いますが、あれだけ大量のたけのこを茹でたにも関わらず、乾燥するとこれだけなのがちょっとさみしいですが、、、、
来年は寸胴鍋&直火で下茹をやりたいなと思います。
さて、容器に入りきれなかった乾燥たけのこは楽しみにしていたメンマにしてみたいと思います!!
まずは、水で戻す作業と塩漬けにして発酵させたため塩抜きを同時に行います!
タッパーに乾燥たけのこ入れて、水入れて、冷蔵庫に入れておくこと1日
しっかり戻ってました!
ちょっと端を噛んでみると、塩気が抜けておらずしょっぱかったので水を入れ替えもう一晩おいておくことに!
翌日は、様子を見るのをすっかり忘れてしまい翌々日に見てみると
ほんのり塩気がのこているくらいで、ちょうど良い感じでした!
メンマサイズに切っていきます。
この状態を見るともう「メンマ」でなく「シナチク」と呼びたい。
たんぽぽさんに、「このシナチク使ってくれ!」って言いたい。
そんな感慨深い気持ちでした。
※たんぽぽさんとは、1985年に公開された伊丹十三監督の脚本・監督の「たんぽぽ」という映画に出てくる宮本信子さん演じる主人公の名前です。
ラーメン屋のご主人を亡くしたたんぽぽさんが店を引き継ぎ、たくさんの人に支えられながら究極の一杯を作り上げるというお話。
個人的には大好きな映画なので、是非見てみてください!
さて、味付けしていきます。
雰囲気出すために中華鍋で!
まずごま油で、たけのこを炒めます。
ある程度ごま油が回ったら一旦鍋からあげます。
次に、豆板醤を油で軽く炒め、
ごま油で炒めたたけのこを戻します。
調味料(醤油・酒・はちみつ:さとうがみあたらなかったので・創味シャンタン)をぶっこんで水分を飛ばして、出来上がり!
イメージよりもちょっと味付けが濃くなってしまいましたが、なかなかのお味です。
発行させて、干したことで、食感がシャキシャキ!
酒のつまみにも、ご飯のお供にも最高な逸品ができました!
今までメンマは、買うものだと思っていましたが、少しの手間をかけるだけで、煮込んだだけでは食べられないたけのこの硬い部分も食べられるようになるのです!
こういったちょっとした手間をかけることで、美味しいを手に入れることができるし、何よりも費用をかけずに楽しめる。
家庭菜園やオフグリッドも同じで、これらは初期投資はかかりますが、ちょっとした手間をかけることで、食料やエネルギーを手に入れることができるのです。
さらに、たべもので言えば安心安全。
エネルギーで言えば、無駄なエネルギーコスト(送電ロスや化石燃料を運ぶのに使う化石燃料など)がかからないうえに、CO2の排出を減らし地球環境に貢献できるといった、喜びがあります。
昔ながらの暮らしに戻るわけではなく、
伝統的な手作りや手仕事の文化と、現代のテクノロジーを組み合わせた暮らしが、これからの”豊かさ”なのではないかと思います。
来年は、たくさん仕込みたいので、ソーラーフードドライヤーを作って、乾燥させてみよう。