赤崎選手引退のリリースを見て思うこと
赤崎秀平選手の引退が昨日発表されました。
赤崎選手といえば学年は一つ下になりますが我々世代で言えば大迫勇也選手ですが一つ下には赤崎秀平選手と言った具合に世代を代表するストライカーでした。
高校生の頃からプロ注目の的であり、進路が注目される中筑波大学へ進学。
全日本選抜でも主力でプロ入りは一体どこのチームへ行くのかと常に注目の的でした。
卒業後に選んだチームは常勝軍団である鹿島アントラーズ。
そらそーだよな。そんな風にネットを通じて感じていたことを思い出します。
その後のキャリアはガンバ-フロンターレ-グランパス-ベガルタとJ1チームを渡り歩き、南葛SCにて引退。
プロ現役生活で言うと大学卒業後10年?くらいでしょうか。
今回はドクターストップ?とのことですが正直、あんなにすごい選手でもたった10年でプロアスリートとしてのキャリアが終わってしまうという現実。。。
そしてその後40年弱のセカンドキャリアが待っているという現実に軽くパニックというか、心情を綴らざるをえませんでした。(大したこと言えませんが)
完全な個人的な意見で話を進めていきます。
多くのサッカー少年はだいたい小学生頃にはサッカーを始めプロを目指して、途中で諦めなければだいたいが15年くらい?サッカーを続けた後に大学卒業後にこれまでの結果発表のようにJリーグ?JFL?地域リーグ?に振り分けられます。
僕もその1人です。
プロになるという夢を諦めることができず結果発表後には地域リーグのあるチームで5年間粘りました。
スクールコーチを仕事として正社員で6年間勤めました。
本来大学卒業後サッカーをせず企業へ就職していると社会人としては6年目の28歳でした。
転職活動をすると28歳に企業が求めることはもちろん即戦力ですよね。
ただサッカーしかしてきてない自分には社会人としてのマナーや言葉遣い、仕事面でのスキルや武器等は皆無でした。
28歳。
早い人だと社内でどんどん昇進していたり、一社目で力をつけてキャリアチェンジやステップアップをしている方もたくさんいらっしゃいますよね。
引退される赤崎選手は31歳。
30歳ってなんとなく一つの節目だったりしますよね。
サッカー始めた小学生が大学卒業後の社会人1年目だとしたら30歳ってサッカーを頑張り続けて結果発表される大学卒業後のようなラインなのかなって思います。
卒業後8年間働いて培ったマナーやスキル、知識、人脈等を用いてその後の人生をどう歩んでいくのか、そんなタイミングじゃないでしょうか。
何が言いたいかと言うと、自分もそうでしたが
アマチュアサッカー選手のキャリア形成はリスクがかなり大きいと感じます。
昨年1年間でリモートでの面談を通じて全国の主に現役JFL、地域リーグ、なでしこリーグ様々なカテゴリーのアマチュア選手や引退後セカンドキャリアを歩まれてる方々と意見交換させて頂きましたが、地域差はありますがマチュアサッカー選手の仕事はほとんどチームが斡旋してくれる仕事だったりします。
時代は変わってきていて面白い取り組みをしているチームもたくさん出てきていまが、多くは介護や学童、ジムスタッフ等失礼ですが人手が足りていなくて低賃金な仕事が多いように感じます。
もちろん自分次第ですが、例えば同じカテゴリーを渡り歩き30歳を迎えた時にビジネスマンとしては自分に何が残り、その後の人生の選択肢や収入の上限や人生の幅はどれくらいまで広がりそうでしょうか。
アスリートを評価してくれる企業や経営者の方はたくさんいらっしゃいます。
もちろん私もその可能性を信じて価値を証明していくことを信念に日々取り組んでいます。
しかし、その逆の事もあり得ると考えます。
現役中に現役引退後の事に目を向けず、サッカーだけをしてしまったがためにできる仕事が少ない。
収入も満足していない。
やりたいことができない。
我慢しないといけない。
家族を養うことで精一杯。
夢を持てない。
理想の人生を歩めない。
などなど
「サッカーのおかげ」ではなく「サッカーのせいで」そんな考え方になっては寂しいです。
そんな親を持った子供たちはプロを目指すでしょうか。
自分のようにはなってほしくない。
なんてことを伝える人もいるかもしれません。
サッカーを続けてきた人間にとって、サッカーが終わった後の人生においてイキイキと生活できているかどうかでサッカーを続けてきたことを正解にもできますし、間違いだったとそう思ってしまうこともあるかもしれません。
現役中は毎日が勝負です。
どこまで上り詰めるか、
どうすれば試合に出れるのか、
どうすれば活躍できるのか
そんなことで頭の中はいっぱいかもしれません。
いかに現役中に俯瞰で社会人としての自分を見れるかどうかはとても大事だと思います。
完全な私の感覚値ですが俯瞰で見ることができている方ほど早期に引退を決断し新たなキャリアを歩まれている印象もあります。
今年も引き続きたくさんの方々と面談する機会があるかと思いますが、私と話すことで何か気付きになり、1人でも多く「自律と自立」をしてもらえたらアスリートの価値の向上をより根本的な所から変革できるのではないかと考えています。
まとまりのない文になってしまいましたが、自分自身の使命感や行動指針として文章に残せたら良いなと思い書きましたのでお許しください。
では👋🏻
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