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勝手にマリアージュ【11月】肉×メルロー(①地域編)

地域を元気にしたいワインエキスパートが、旬の食材と「日本ワイン」を気軽に楽しめるオススメの組み合わせ「勝手にマリアージュ」をお届け。

前回の「勝手にマリアージュ」は白ワインでしたが、今回は赤ワインをご紹介します。ワインは赤がいいねという方、いらっしゃいますよね。
赤ワインには、お肉でしょ!ということで、

第2回のテーマは【肉 × メルロー】です!

先日、埼玉の秩父に行く機会があり、秩父の赤ワインを購入してきました。このワインが「メルロー」をブレンドしたワインでした。
この秩父ワインとのマリアージュについてお話します。

秩父といえば、「豚肉の味噌漬け」が有名ですが、それをアレンジして、「塩麹」と「味噌」をお肉に塗って焼いたところ、この秩父の赤ワインにとっても良く合いました~♪

■「豚肉の塩麹&味噌漬け焼き」簡単レシピ
①豚カツ用の肉の両面に塩麹を薄く塗る。
 濃い色の田舎味噌も薄く塗って、
 ジップロックなどに入れ、
 数時間、冷蔵庫で漬けておく。
②焼く20分くらい前に冷蔵庫から出して、
 室温にして、
 フライパンで焦がさないようにじっくり焼く。
③季節の野菜などを盛り付けて完成!

豚肉は年中食べられますが、秋が一番旨味が増すとも言われていて、さらに塩麹が豚肉を柔らかくしてくれ、柔らか旨っ!!でした。
コクのある味噌の風味も、赤ワインの柔らかなタンニンやコクのある果実味と相性が良かったです。塩麹だけ、味噌だけで漬け焼きするよりも、日本ワインのカジュアルな赤と、合いやすいと思います。秩父以外のメルローブレンドなど、ミディアムボディの日本ワインにもあわせてみてください。
(ちなみに、「豚肉の塩麹&味噌漬け焼き」は写真とり忘れ、代わりにあげ写真は、秩父のホルモン「生シロ」を焼いているところ。)

そして、ここまでお話した秩父のワインがこちら↓です。
兎田ワイナリー 秩父ルージュ ミズナラオークチップ浸漬 2019
「メルロー」と「マスカット・ベーリーA」のブレンドです。
今年の6月に発売された新商品のようです。西武秩父駅で買えました。

https://chichibu-ff.com/news/2020/06/6-2019-1.html

お値段の表記がないですが、税込2,800円くらいだったと思います。
日本ワインで、これはお買い得です。ミディアムボディで、ちゃんと主張しつつ柔らかめのタンニンと、優しめの樽のニュアンス、マイルドな果実味でバランスが良く、比較的飲みやすい、本格的な赤ワインです。

「兎田ワイナリー」さんは、自家栽培のブドウからワインを製造・販売するようになってまだ数年だそうですが、この味わいは今後が楽しみです!
今回は時間がなかったですが、ランチやワイナリー見学もできるので、是非行ってみたいです。
秩父は、源作ワインさんも有名ですし、秩父産のシャインマスカットが1粒入った「シャインマスカット大福」も美味しかったです。ホルモン焼きや、イチローズモルトも楽しめ、ほっこりした、いい街です。

さて、次回は「メルロー」の楽しみ方を幅広くご紹介します。

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