南半球のリースリングを知る足掛かり
ワイン名:コノスル リースリング ビシクレタ レゼルバ 2018
生産地:チリ
タイプ:白・やや辛口
品種:リースリング100%
購入価格(税抜):¥880
オススメ度:★★★★★
安旨ワイン界の銀河系集団ともいえるコノスルですが、その中でもエース格の一つがこのリースリング。山王工業でいえば沢北、ベイスターズでいえば今永のような、シュッとしたタイプです。
コノスルには求めるハードルが高くなってしまうので、あえて難しいことを言わせてもらうと、このリースリングはタイプでいえば南オーストラリアのクレア・ヴァレーに近いタイプ。
リースリングの産地といえばフランスのアルザスやドイツのラインガウがまず思い浮かぶと思いますが、それらのリースリングは冬の厳しさを感じさせる、静謐さを秘めているタイプ。どちらかといえば寒い時期に楽しむ方がベター。
それに対しクレア・ヴァレーは涼やかで爽快な感じ。ペトロール香(石油のような香り)が強く、夏に楽しみたいタイプ。
すっかりコノスルそれ自体のことから離れ、リースリングの大分類について語ってしまいましたが、リースリング好きはアルザスやラインガウなどのヨーロッパのものだけで終わってしまうことがあるので、南半球のリースリングに目を向けることでその世界はさらに開ける、そのための足掛かりとしてコノスルから入ってもらえたらよいなと思います。
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