自分好みのワインを探す近道は?
質問
チリワインより安くて美味しいワインはありますか?
私の回答
よくこういったざっくりとした質問をいただくことがありますが、この情報だけで最適解を見つけ出すことは非常に困難です。
この質問の場合ですと、質問者さんの想像するチリワインの価格がいくらなのかも分からないですし、ましてや赤なのか白なのか、はたまたスパークリングかもしれないしロゼかもしれない。
なので回答する側が回答しやすいような質問をしていただけると、非常に回答しやすくなります。
この質問だったら、「チリの〇〇という赤ワインを飲んで美味しいと思ったのですが、それよりも安くて美味しいワインはありますか?」という質問の仕方に変えていただくだけで、ぐっと回答しやすくなります。
とはいえここで起こりうる問題として、上記の質問の場合ですと「〇〇という赤ワイン」という銘柄を覚えていないという方が大半だと思います。
なので、自分が飲んで美味しいと思ったワインは、スマホでラベルの画像を撮って保存しておいてください。
それさえあれば、いざワインを買おうと思ったときに、「この画像のワインが美味しかったんだけれど、これに似た感じでもっと安い赤ワインある?」という聞き方をするだけで、ちゃんとした店員さんならその条件に合致するワインを教えてくれます。
このように、自家消費用に自分好みのワインを購入するときは、
・好きなワインの傾向を伝える → 言葉で伝えるのが難しいなら、美味しいと感じたワインの画像を店員さんに見せる
ことが大事です。
また、予算ははっきりと伝えましょう。
店員さんは美味しいワインを伝えたいがために、お客様の経済状況を慮らず高価なワインをおススメすることもあり得ます(それ以上に売上が欲しいという下心がある)。
そういった場合に先に予算を伝えておかないと、お互い時間をロスすることになってしまいます。
先に売上が欲しいという下心があるとは書いたものの、ワインショップ店員は安くて美味しいワインを発掘することが大好きで、その喜びをお客様と享受したい生き物なのです。
その店員さんにおススメしてもらったものと、あなたの好みが一致するようであれば、その後あなたが頑張ってワイン探しをする必要は無くなります。
その店員さんをあなたのお抱えソムリエとして活用するのが、自分好みのワインにありつく最短ルートとなり、経済的にも助かります。