ワインのテイスティング能力を高めるには?
質問
ワインに詳しい方にお尋ねしたいのですが、私は最近ワインにはまり勉強を始めて約3ヶ月になります、今はフランスの10大産地を勉強しており、
ぶどう品種の違いや味の特徴などを覚える為に単一品種のワインを飲み比べております。
大まかな品種の色や味わいは判るようになってきましたが、評論家の先生がおしゃってる詳細なワインの特徴を表現する様な、事細かな味わいが自分には判りません。まだ、夢中になっていない2年位前からワインは継続的に飲んでおりますが、これは舌がまだまだワインになれない為なのでしょうか?それとも味が判らないのか?飲食業をしていた関係で自分の舌の味覚には結構自身があり、依然は日本酒にはまり酒屋さんが主催する試飲会などには頻繁に参加し、違いなどそこそこ判るまでになりました。タバコも吸わず、人工的な添加物も意識して取らないようにしており結構、他の食品での味覚の違いなどには自信が持てておりました。
只、不思議な事にワインに関しては細かな味の見極めが出来ません。自信喪失をしておりますが、自分と評論家の方の違いは飲んだワインの数なのでしょうか。
ソムリエの方は年間400~600本位は試飲すると聞いた事があります、それ位試飲しないと判らないものなのでしょうか?私は今3日で1本空ける程度ですが、判るようになるのでしょうか?今後の参考にしたいので教えて下さい宜しくお願い致します。
私の回答
非常にストイックな方ですね。日本酒の素養があり、また味覚を磨くための努力もされておりますので、もはやテイスティングの仕方の問題だけだと思います。
具体的なやり方としては、色調・香り・味わいの分析チャートを見ながら、どの部分に今試飲しているワインがあてはまるか、どの要素が取れるかを一つ一つチェックしてゆくのが良いです。
色調はこう、香りはフルーツだとこれ、植物だとこれ、味わいは果実味はどうか、酸はどうか、タンニンの質は、アフターの長さは、という具合に一つ一つ順を追ってゆきます。
そして自分なりの答えを出した後、専門家のテイスティングコメントと照らし合わせ、自分が見つけることのできなかった要素を意識して探してみます。
もちろん試飲数を多くできるに越したことはありませんが、数をこなせない場合は品種ごと、地域ごとなどテーマ性をもって5~6種類くらいの比較試飲をすることをおススメします。
自分ひとりでそれだけの種類をそろえるのも飲むのも大変ですので、テーマ性を持った試飲会を行っているワインショップに足しげく通ったり、同志を募って勉強会を行うなども良いでしょう。
一番良いのは、ワインスクールで体系的に教わりながらテイスティングするのが、結局のところ闇雲に試飲を重ねるよりも費用対効果が高いといえます。
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