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ワインと亜硫酸


ワインと亜硫酸


今回はワインになぜ亜硫酸が必要か、あるいは必要ではないのかについてかるーく触れていければなと思います、、、。

最近おしゃれなワインバーなどでは「亜硫酸無添加のナチュールワイン!」みたいなキャッチコピーで押すワインが多いですよね。


先月ナチュールワインの試飲会に遊びに行ったのですがとっても美味しくて最近は好きになってきました。!(^^)!


美味しいよねナチュール。
名前的に健康にも良さそう!!(な気がする)

最近では若い方などを中心に人気だったりしますよね。

これは最近の健康志向の高まりや亜硫酸の無添加は頭痛を回避できるという考えから流行り出したらしいです、、、。(?)

本当かもしれませんが
私はナチュールワインの試飲会に行った際にカブ飲みした時にはフラフラになりながら頭痛がすごかったので信用してないです(>_>)
(いっぱい飲んだらそりゃそうなる)

逆にナチュールだと頭痛くならない人は羨ましい、、。
頭だけ交換こして欲しいです、、。(切実)

では本題にいきます。


ナチュールはラベルが特徴的なものが多くて楽しい


亜硫酸とはなんぞや



かなり昔から使用されている殺菌剤の役割を担う物質のようです。

ワインメイキングでは雑菌や野生酵母の殺菌の為にして使用されるだけでなく、ワインの還元剤※の用途も果たしてしまう優れもの。
(※ワインの酸化を防ぐ役割)



換言すると商業ベースでワイン生産をするために非常に役に立つ素材ということです。生産体制が安定するのと品質の一貫性がとりやすくなります。

百人力ですね亜硫酸。
頭痛くなると言われる汚名は少しは返上できたでしょうか??

亜硫酸を添加するメリット



先ほど軽く触れましたが、亜硫酸を使用することにより不必要な雑菌やコントロールが難しい野生酵母の繁殖を防ぐことができます。



品種個性を表現しやすい



また亜硫酸を添加するメリットとして品種の特徴香を表現させやすくするというメリットもあります。

これには亜硫酸の酸化防止の力が関係しています。

ソーヴィニヨンブランの特徴的な香りであるチオールなどは嫌気的な環境下※で形成しやすいという特徴があります。
(※酸素に触れない環境)

亜硫酸が還元剤として働くためブドウが持つ本来の香りを引き出しやすくなるということです。

またワインの芳香成分の中には前駆体
(知覚しやすい香りの成分になる前の物質)として含まれているものがあります。こういったものは酵母による働きで私たちが知覚しやすい香りの成分になるそうです。

加えて酵母の種類によってもその形成量には変化があるため野生酵母の働きを抑え、特定の酵母の働きをうながすことのできる亜硫酸はここでも役に立つというわけですね。


剰えこのようなブドウの芳香成分の形成はその栽培条件により大きく異なりますので、亜硫酸を使用することはその土地の個性を表現しやすくなる。
という考え方もできるのではないでしょうか。



しかしながらデメリットも


しかしながら亜硫酸の過剰な使用はマッチを擦った時のような香りを発生させることがあるので注意が必要とのこと。

そのほかにも亜硫酸のお話はいろいろありますが概要はそんなところでしょうか、、。

亜硫酸あり/なし?


亜硫酸無添加のワイン造りで
評価されているプリューレ・ロック

まず亜硫酸の有無でワインを評価すること
自体見当違いではないかと思う。


亜硫酸を添加した方が良いのか悪いのか私個人的にはどっちでも良いというスタンスです。
どちらの手法でも美味しいと感じるワインはたくさん飲んできているのでどちらでもって感じでしょうかね。


また亜硫酸添加をしない方がテロワールを表現できる/あるいはできないみたいな話もありますが、そこは個人的には中々ジャッジの難しいところですね。


亜硫酸を使用しない方がよりナチュラルな造りをしているという観点からもその環境を生かしていると言えますし、


それとは対照的に亜硫酸を添加してそのブドウが持つ香りを引き出しやすくなるという造りもその土地の個性を表現しやすくなるとも言えます。


結局ワイナリー様それぞれが
ワインを通して何を表現したいか
というところに依存する問題になるのかなぁとは思います。


話は消費者側の私たちにもどり、ナチュールだからなんか良いという考え方はワインを理解しようとする時にはとても危険かなとは思います。

(普通に楽しむ分にはいいと思いますけどね!)

このようなバイアスというかどくさ、というか変な思い込みは誤った解釈を招きかねないと私は思います。

なによりナチュールだから~/ナチュールじゃないから~という考えはそのワインやワイナリーに向き合っていない考え方ではないでしょうか?(多分そう)


確かに看過すべき点ではないかもしれませんが、あくまでワインを形成する構成要素の一部に過ぎず、もっと見ないといけない点がたくさんあるなと感じます。

あとワインを勉強していく方はナチュールも非ナチュールもいっぱい飲むべきだと私は思います。

その方が気づきが多くてきっと勉強の糧になるかなと個人的には思います。

食わず嫌いは良くないってことですね。

おしまい



終わりに

今年って11月どっか行ったんですかね、、気づいたら12月でした。(早すぎこわい)
洗濯物が乾かないので外干しに切り替えたんですがそこから原因不明の鼻炎が一生続いているので辛いです。冬許すまじ
(部屋干しだと乾かないし、乾燥機は電気代かかるので家族会議の予感(笑))

皆さんは風邪ひかないようにしましょうね。

あともう年末なのやばいですね。
2025くんなーってかんじです。
しかし推しのクリスマスイベントに当たってしまったので
とっても楽しみです(*^^)v

(クリスマスって楽しいイベントだったんですね!初めて知りましたよ)

それでは☔




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