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ソムリエ試験ストレート合格する方法⑤

佐々木メソッドの使い方

オンライン講座

ソムリエ試験ストレート合格する方法パート④でお話した通り、ヴィノテラスのオンライン講座を受講することに決めた。

私が住んでいる地方都市ではワインスクールなどはない(新潟市ではないと思う)そんな私にとってオンライン授業は大変助かる。

後日録画配信もある

ソムリエ試験受験者にとって勉強時間の確保が大変という話はパート①でしたが、ヴィノテラスのオンライン授業もリアルタイムで受講できたソムリエ試験受験者は殆どいないのではないかと思う。

赤が私の受講日時。平日は夜が基本

こちらが私の受講日時だが、飲食店で言う、いわゆるディナータイムに授業があるのがほとんど。
こうなると飲食店勤務の方はリアルタイムで受講は難しい。そこで助かるのが後日録画配信。受験年は年内何度でも閲覧可能(※2022年)
いつでも時間が空いたときに受講できるのだ。私の場合、休みの日にダブルヘッダーで受講したりもした。


受けるべき講座

さて、私が実際に二次試験で受講した講座は

「基礎マスター講座」×3
「比較テイスティング講座」×6
「本番想定講座」×1

基礎マスター講座は講師の佐々木健太氏も仰っていたが、これを受講しないと比較テイスティング講座での話がわからなくなる可能性があり。講師も基礎マスター講座を受講したものとして講義をしてくる。
比較テイスティング講座は私の場合は試験の直結するというよりも、各国のワインの特徴を掴むのに大変勉強になりました。
本番想定講座は全5講座あるのですが、予算の都合上1回にして足りなかったら追加で受講しようかなと考えていた(これは大正解だった)

佐々木メソッドはYou Tubeもある

さらに講座を絞り込むのであればYou Tubeの佐々木メソッド+比較テイスティング講座がオススメ。

正直、基礎マスター講座よりもYou Tubeの基礎編の方が分かりやすく感じた。要領がいい方はYou Tubeだけでもマスターできるかもしれない。


白ワインは樽の有無に注意

佐々木メソッドの“テイスティング講座白ワイン編”を何回か受講して解答欄を分析した結果分かったことだが、白ワインは正解コメントが大幅にブレるとしたら樽の有無というポイントに気づいた。樽を使って熟成したワインだった場合、一気にコメントがブレる。樽使って熟成していない場合は、選択肢はそこまでブレない。
さらに、試験対策上、白ワインの樽熟成はシャルドネしか出題されていない。
私はそのように判断して、白ワインの二次試験対策は白ワインはシャルドネの樽のあるなしに絞り込んでいった。
さすがに、アメリカの樽シャルドネは直ぐにわかるのだが、フランスや日本、さらにオーストラリアでも分かりづらいのはある。そこの判別を徹底的に行った。


赤ワインは色調

赤ワインに関して。赤ワインは佐々木健太氏も仰っていたが「濃いワインが出ただけでガッツポーズ」それくらい、色が濃い赤ワインはコメントがぶれない。カベルネもシラーもマルベックもサンジョベーゼも全然味が違うが、ソムリエ二次試験のクセで正解が近くなるのである。佐々木メソッドは、この試験のクセを完全に利用しているから凄い。
そうすると赤ワインの場合は色調が薄いのに、濃いネッビオーロの判別が鍵
になってくる。


ネッビオーロとピノ・ノワール

赤ワインの比較テイスティング講座で佐々木健太氏が気をつけろと何度も仰っていたのがネッビオーロとアメリカのピノ・ノワールの判別。
これを聞いた時は私も「いや、全然違うだろー笑」って思っていた。しかし、私も1回だけ間違えてしまったのである。
この2品種は色調がとにかく淡い。はっきりルビー色。ところがネッビオーロはフルボディでタンニンが強い。色調で間違えて判断すると一気にコメントがぶれて、おそらくほとんど点が入ってこない。

私が思うに、ネッビオーロがピノ・ノワールと感じたり、ピノ・ノワールがネッビオーロと感じる理由は「紅茶香」のような気がする。どちらの品種にもワインによってはある香りで、若いネッビオーロだと感じやすい。試験で出題されるネッビオーロは若いので厄介である。さらにアメリカのピノ・ノワールも出題される安価なピノ・ノワールは樽香が強い事が多い。これが紅茶のニュアンスを感じやすい理由なのかなと思う。
この2品種はタンニンで判別すべし。しっかりとネッビオーロのタンニンの強さを何度も練習すれば間違えない様になると思う。

小瓶に小分けして演習

オススメ試験対策ワインセット

佐々木メソッドをある程度受講すると、正解になりやすい解答が段々と分かってくる。そうなると自主練習が大事になってくるのだが、私は佐々木メソッドのヴィノテラスからワインを購入せずに以下のサイトからワインを購入した。

https://www.aeondewine.com/shop/category/category.aspx?category=061351

イオンの通販サイトになるが、ラインナップが佐々木メソッドとの相性がよく価格も安い。模範解答もついている。それ以外に、こちらのワインを購入。こちらは赤ワインのラインナップがよくコスパも非常によかった。

様々なワインセットがあるが、大事なのは過去に試験に出題された品種と国に絞って学習することである。過去出ていない問題が突然出ることもあるが、基本的にはない。王道に絞っていいと思う。

突如シラーズに不安を覚え、セブンイレブンで購入。

購入したワインは100mlづつ小分けして冷蔵庫とセラーで保管した。
小分けしてみてわかったことだが、瓶一杯に空気が入らないようにして密閉すれば試験対策上は全く問題ない。私の体感では1ヶ月近く品種の個性は失わないように感じた。余裕がある方は7月ごろから始めてもいいかもしれない。私の場合、試験までに小分けしたワインを消化しきれなかった。

ひたすらテイスティング

小分けしたワインを5種づつ50mlくらい注いで、時間と体力が続く限り何度もブラインドでテイスティングを繰り返した。

解答用紙をipadに取り込んで何度も解答

仕事がある日は勤務後に赤、白各種を3回転。休日は8回転はしたと思う。ブラインドでテイスティングして解答を記入。答え合わせをして、佐々木メソッドの模範解答を体に叩き込んでいった。

飲むスタイルなので酔いとの勝負

何度も演習を繰り返していると自分の苦手なワインの品種もわかってくる。私の場合は赤ワインのマルベックが苦手だった。濃い赤ワインの特徴を横断的にもっているイメージで、判別が難しかった。


ソムリエ試験はワインだけではない

実はソムリエの二次試験はワインのテイスティングだけではなくワイン以外の「その他酒類」品種当ても2問出題される。2問で配点比率としては全体の3%程度とされています。
ウイスキーやブランデーなどの蒸留酒からマデイラやポートワインなどの酒精強化ワイン、さらには焼酎やウオッカやジンなどのスピリッツも出題範囲。出題範囲がとてもきりがないのです。
配点比率が低く出題範囲が広い「その他酒類」を捨てるかどうか?ここも作戦のポイント。
次回は私が「その他酒類」をどう対応したのかどうか?このあたりを話していきたいと思います。

⑥に続く





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