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思掾

時を愛したいと思ってから
それは無理だって気づいた


だって
僕は急ぐから


景色に色彩が多くなって
僕の世界は希薄になって行く


大人になっても  もし
震えた文字を書くとしたら
そいつは理想を超えている、 たぶん


僕に愛があるとしたら 、
それは 世界に対して
つまり、 自分へのラブレターだ
あの 滲んだ額を笑って遣ってくれ

熱心さが 和らいだこと
べつだん悲しくもないんだ
心の其処だけ 、  でも
くるしくて  だるいの



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