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「『日本』ってどんな国?国際比較データで社会が見えてくる」本田由紀
教育社会学を専門とする東京大学教授の本田由紀さんが、国際比較データを通して、日本という国が他の国に比べて、どういう状況にあるかを解説された1冊です。
本書では、「家族」「ジェンダー」「学校」「友だち」「経済・仕事」「政治・社会運動」の6つのテーマから、国際比較データを元に日本の現状見ていきます。
主観的・感情的な意見に寄りすぎず、データを通して客観的にものごとを把握することがいかに重要であるかを改めて感じます。個人の主観・感情ももちろん大切ですが、データから比較してものごとを考えたり現状を分析したりすることもそれに劣らず欠かせないですね。
そのうえで、冒頭で本田さんが国際比較やデータ分析を行う時に気を付けるべきことを述べられていますが、その内容も良かったです。