『中学生から知りたいウクライナのこと』小山哲・藤原辰史
京都大学の教授を務める小山哲さんと藤原辰史さんによる1冊。
小山さんはポーランド史をメインに西洋史を、藤原さんは食と農の歴史をメインに現代史を専門とされています。
小山さんはポーランドが隣国である点から、藤原さんは20世紀に大飢饉やナチス侵攻が生じた点から、それぞれウクライナについての知見をお持ちです。
この本を出版したミシマ社さんのオンラインイベントでおこなわれたお二人の対談を元に記されました。ロシアのウクライナ侵攻を受けて、急遽発刊されたそうです。
タイトルの通り、ロシアとの関係性を踏まえてウクライナの歴史を分かりやすく解説しています。
歴史を学ぶ重要性、ウクライナ侵攻を含めて戦争への思いなどとてもためになる本で、何度も読み返す価値があると思います。