さすがに今回は……(7/29-AM、追記)
◆7月29日8:34-AM、追記します。
たくさんの方に読んでいただいているようで、ありがたいやら怖いやら。
この記事に注目していただいて、ありがとうございます。
今回の記事は、あくまでも今節のギオンスでの出来事、見聞きしたことでありまして……ネガティブなことを中心にして書いていますが、今回は本当にいち意見として、まとめて書いてあるだけです。非常に残念ですが、それだけ、目立つことが多かったということでもあります。
あと、新しく来てくれる観客のみなさんを排除したいわけではなく、一緒に応援するためにはルール・マナーというものがあるんですよ、ということをご理解いただきたいという、切なる願いもあります。
どうか、そのあたりをご理解いただいて、読んでいただけると幸いです。
では、本編へ……
明治安田J3リーグ第23節。SC相模原vs.ツエーゲン金沢。
この日は、SC相模原のホームゲームであり、毎年恒例「エナジーフェス」と称しての一大イベントが同時開催される日でもありました。
ふだんはサッカー観戦に来られない方や親子連れなどもやってくる、とにかく「一大イベント」。毎年、そこそこの人数が集まる日です。
そうなると、色々と問題も発生してくるわけで……試合が終わった今も、ちょっと燻っている方も多いかと思われます。かくいう私もそのひとり。
ふだんは、クラブに対して意見するということは避けているし、できれば、サポーターというよりも第三者としての立場を守りたいのですけれど、さすがに今回は黙っていられないことが多すぎた……
試合展開と結果については、詳しい方にお任せすることとして、今回は相模原ギオンスタジアム(ギオンス)の内外で、見聞きしたことを書かせていただきたいと思います。
SNSなどでほかのサガミスタさんも書かれている方もおりますが、そういった方々の意見も読ませていただいておりまして……それらも含めて、私自身が感じたこと、観たことも含めて、書きます。
「エラそうなこと言いやがって」
と思われる方もいるかと思いますが、どうかそのあたりはご勘弁願いたいと思います。
では、少し長くなりますが、ご一読いただければ幸いです。
❖チケット引き換え待機列
これ、並ばせ方について、もう少しなんとかならなかったのか?
同じブースに、サッカー協会・当日チケット引き換えコーナーなどがあるのは、まぁいいとして、待機列の案内が非常に不十分。
いつもの食事スペースをあえて、今回は取り払ってあったのが幸い。
たまたま、私自身が当日チケット引き換えの待機列の最後尾になっていて、案内板もなく、スタッフが立っているわけでもなく……そうなると、みんな私のうしろについて並ぶわけです。でも、スタッフさんがそばにいないので、私が、
「ここではなく、あちら側(と指でさして)に並んでくださいとのことです」
と、案内しなければならなかったのです。
さらに、「あちら側」にも最初は案内人がいなかったため、混乱させてしまった模様……中には、私に対して睨みつけたり、舌打ちした方もいたりして……
私が悪いんじゃないぞ!なぜ、私がそんなことをされなきゃならんのだ!
で、V-STAFF(ボランティアスタッフ)さんにも言えないし、かといってクラブスタッフさんも忙しがってて、お声掛けできず……派遣で来ているであろう案内スタッフは、全然対応できてない!なんのためにいるんだ!
これだけの人数が集まること……待機列も伸びるであろうというのは、ある程度の予想は出来ていたはずで、例えば、事前に打ち合わせして、誰かひとり、リーダー格のスタッフをたてて、その人に無線機を持たせて指示出しするとかなんとか……そういうことができなかったのでしょうか?
案内スタッフの人も、不慣れなのはわかる。だけど、ある程度の対応力がないとダメなんですよ、こういう時って。ろくに案内もできないっていうのはどうかと思いました。
「アルバイトなので……」
「いや、わからないです」
では済まされないのですよ。
❖スタジアムグルメ待機列
ギオンス名物、スタグル……スタジアムグルメのキッチンカー。
この日もたくさんのキッチンカーさんがやってきてくれまして、おいしい食事やドリンクなどを提供してくれました。ギオンスのキッチンカーはどれもおいしいですし、アウェイでやってくるチームのサポさんたちからも好評をいただいているくらいです。
で・す・が……
今回はおよそ7000人強のお客様がやってきたそうで……そうなると、やっぱりキッチンカーの待機列も非常に伸びることになります。これは致し方ないところも、もちろんあります。
ですが、毎回思うのですが……えーっと……これ、注文時になにかSNSなり、アプリなりを使ってオーダーするというシステム、できないですかね?
公式サイトでも一部、アナウンスはしていましたし、一部のキッチンカーさんでもQRコードを使って会計したり、SNSで先に注文を取るということもされていますが、やっぱりこれだけの人数を捌くのは難しい。
待機列が伸びるということは、せっかく試合を観に来てくれた方が、試合を観られないまま……ということにもなりかねないと思うのですよね……
キッチンカーのみなさんもフル回転して下さっているのは、充分、理解しております。だからこそ、その部分も含めて、少しでも待機時間が短くなるような、いい方法ってないでしょうかね……(ちなみに、横浜スタジアムではアプリを使ってオーダーするというシステムがあります。まぁ、サッカースタジアムの場合は固定の業者さんで固められているわけじゃないから難しいとは思うのですが……)。
おまけに、どのキッチンカーに並んでいるのかすら、わからなくなっちゃっているところも見受けられました。
ギオンスのキッチンカーはどれもおいしいです。だからこそ、来てくださったみなさんに食べていただきたいと思っている私でございます。
❖ホームゴール裏の「惨状」
これ、もう「惨状」って書いちゃいます。
ギオンスのゴール裏は、芝生になっていて、いつもきれいにお手入れされていて、季節柄、とても綺麗なグリーンに染まっております。足で触れても柔らかく、ケガもしにくい……とはいうものの、若干の傾斜がついているので、それなりに注意を要するところです。
さて、今回のホームゴール裏は、とにかく親子連れが圧倒的多数を占めておりました。夏休みも始まっているし、芝生の上を歩けるっていうのは、今はなかなか、経験できないこと。
いつもの試合の時もそうなのですが、子どもたちが大はしゃぎして芝生席を走り回り、他の観客に対してぶつかったり、荷物を蹴ったりして、えらいことになっていることも時々、見ていました。ふだんからも、走っちゃダメだと注意することも多いのですが……
が、今回は圧倒的に観客の数が多い!
それにもかかわらず、子どもたちはちょこまかと人の間を走り回り、人にぶつかっても謝りもしない!親御さんはどこだ!?何をしている!自分の子どもたちの面倒も見られないのかい?!
スタッフさんたちも、最初のうちは小さな拡声器を使って注意をしてまわっておられましたが、人が増えるにしたがって、それすらもできなくなってきてしまった……うしろで、ボケッと立っているだけ。
さらに、応援団体の方や、ふだん、観戦しているサポさんたちが必死に子どもたちに対して、走っちゃダメ、大旗のそばに近づいちゃダメと言っているのにも関わらず、それらを完全無視している子どもたちも多数……
私も、他のサポさんたちと一緒に、走ってくる子どもたちに、
「走るな!」
「走っちゃダメ」
と、声掛けすることも多かったです。
極めつけが、サポ仲間で本格的なカメラ機材(本当に高額よ。望遠レンズだけでもウン十万はします。カメラ本体だってそれくらいするものです)を使って撮影している人がいるのですが、この方が怪我をしてしまったというのです(ご本人から許可済みでこれ、書いてます)。
椅子に座って、一脚を使って撮影していたところ、走ってきた子どもが背中にどーんとぶつかってきて、ファインダーを覗いていた目をそのままカメラにぶつけてしまい、目の周囲が腫れてしまったとか。彼は、その子供の親御さんを呼んで、しっかりぎっちり、話しをさせてもらったといいます。
そりゃ、ガチギレしますわ……この人の気持ち、痛いほど理解できる……
幸い、腫れはひいているそうですけれど、カメラをやっている人にはシャレにならない事態。もし、望遠レンズとかカメラが柵を越えて地面に落ちて壊れてしまったら……とんでもないことになりますよね?
「今は、少なくとも、撮影に行きたくないなぁ」
と、ボヤいているのもわかります。
この方が撮影する写真を楽しみにしているサポさんもたくさんいるので、こういう「非常に残念なこと」が起こったと聞いて、がっくりされた方も多いのではないでしょうか。
他にも、バックスタンドやメインスタンドでも、似たようなこと……試合を観ることに飽きてしまって、階段を昇り降りして走り回る子どもたちがいて、それを注意できない親というのは、一体、どういう考えをしているのかという意見もありました。
これって、自分の子どもの行動を把握できていないのでしょうか?
自分の子どもたちを叱ること、注意することができないのでしょうか?
かといって、私たち他人が注意すると、注意した側が悪い、みたいな感じになるから、今は非常にめんどくさい……自分たちが注意できない、行動を把握できていないくせに……(毒)
それから、試合途中で雨が降ってきましたが……
なぜ、そこで傘をさすのか?!
これについても、前々から思っていることなのですが、たとえば、野球場では、傘は禁止(神宮球場のヤクルトの試合は、きちんとしたルールがあるはず)。レインコート・ポンチョ推奨なのですよね。でも、ギオンスの場合は、完全禁止ではないようで……(注意書きもあります)。
でも、さすがに今回は、まずいでしょう。すんごく危ないし、周りで見ている方の妨げにもなりかねない。どうして、そのあたりを「読めない」のかなぁと……「不慣れ」というひとことでは片づけてはいけないと思うのです、これは。なんでも都合よく片付けようとするのは、よくない!
ルールでガチガチに固めるのはよくない。
それはわかります。
ですが、安全・安心を重視するのであれば、このあたりのルールをもう一度、見直して欲しいのです。
❖圧倒的にスタッフの数が足りていない!
私は、もう少し若い頃には色々な大規模イベントに参加させてもらっていました。
鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎ、横浜スタジアム、神宮球場、西武ドーム、東京ドーム、ナゴヤドーム、今は亡き晴海国際展示場、幕張メッセ、東京ビッグサイトなどなど。
プロ野球とモータースポーツがメインで、あとはコミックマーケットなどの同人誌即売会とか(笑)
やはり大人数がやってくるイベントだと、スタッフの数も尋常ではありません。また、派遣でやってくるスタッフさんも多いと思われますが、それでもスタッフの人数を揃えていますし、事前の打ち合わせなども済ませ、スタッフそれぞれ各所に配置され、てきぱきと仕事をこなすところを見てきています(コミケについては、アレはアレで独特なので、比べてはいけないとは思いますが)。
昨年のエナフェスもそうだったのですが、観客の数に対して、スタッフの数が圧倒的に足りていない!そりゃもう、絶対数が足りていない!毎年繰り返していないか、これ。昨年も言われてなかったですか?
❖クラブ側からの公式アナウンスが欲しい
これらに対して、なにか腑に落ちない、モヤるというサポ仲間もいて……私自身もそのひとりではあるのですが……とあるサポさんが書いておられました。
「運営側から、なんのアナウンスもない。応援団体の人やサポさんたちが注意するのはいいとしても、まずは運営側からの公式アナウンスはどうなっているのか?サポや応援団体に任せっきりになっていないか?」
あー、なるほど…と、私も思いました。これだ、と。
公式サイトやSNSなどでアナウンスはしても、それらを全員が見ているわけじゃない、読んでいるわけじゃない。だったら、当日、スタジアムDJさんからのアナウンスを増やしてもいいのではないか、ということです。
ギオンス……SC相模原には、心強いスタジアムDJがおります。その方の声で、もう少し、強くアナウンス、注意喚起はできないものでしょうか。
❖最後に
ここまでお読みいただいた方、本当にありがとうございます。
書きたいことをつらつらと書きならべただけ……ですが、現時点で、私が書きたいことは、書かせていただいたつもりです。ほかにも、色々、あったかと思います、当日のギオンスでは……
これらが、SC相模原、そして相模原ギオンスタジアムに届けばいいのですが……どうかなぁ……
毎年、同じことの繰り返しじゃ、学習してないっていう声があがっても、仕方ないことです。でも、それじゃダメなんです、ダメなはずなんですけれどねぇ……
安心・安全、快適なスタジアム。
それらを目指すのであれば、これからのことも含めて、ぜひ、一考していただきたいと思っております。
私たちサポーターも、できることは協力していきたいのですから……
余談。
この日はとにかく暑かった。私自身も気を付けていたのですが、試合開始前に軽い熱中症になってしまったようで、ぐったりしていたところをV-STAFFさんにお声がけしてもらえました(暑さ対策はしていましたが……病み上がりということもあったのかと思います……)。
「早めに医務室で休んでおきましょう。これから試合観戦、するでしょ?」
と。ちょっと遠慮してしまったけれど、V-STAFFさんのお心遣いをいただきまして、ギオンスの医務室にお世話になりました。
医務室の方も、穏やかで楽しい方々で、
「ここからスタジアム、見えるよ。選手やスタッフさんたちもこの前を通るんだよ」
と、お声がけいただきまして……医務室のガラス越しに見るギオンスという、非常に貴重な時間をいただきました。涼しいお部屋で身体を冷却しながら、医務室前を行ったり来たりするスタジアムDJさん、クラブスタッフの方々、V-STAFFさん、テレビ中継スタッフさんたち……
たくさんの人たちが、試合を支えているんだな~と……しみじみ、感じることが出来ました。
おかげさまで、無事、試合観戦することができました。
本当にありがとうございました。