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ニンジャスレイヤーを第4部-AoM-から読みはじめる/シーズン3_6「ヨロシサン・エクスプレス」(前)
こんばんは、AoMシリーズから出戻りしました望月もなかです。
物語と名のつくものはだいたい何でも好きなので、ミステリー小説も好きです。とはいえクイーンは未履修ですしホームズもクリスティも一冊しか読んでおりませんし東西ミステリーベスト100は1/3も読了していない、しがない惰弱ミステリ読みです。
ミステリジャンルという広大な地平! ……の隅っこで、たまにソロキャン△しては帰っていく。そんな私ではありますが、ミステリは好きです!
というわけで忍殺ミステリー回、楽しみにしていましたやったー!
◆
前回の感想はこちら。
【前提1】望月のニンジャスレイヤー知識
・6年前に書籍第一部を3巻まで読んだところで中断。だいぶ忘れてます。
・2019年8月に『スズメバチの黄色』読了。
・2019年11月~2020年3月にかけてAoMシーズン1を読了。
・2020年5月~10月にかけてAoMシーズン2を読了。
・実況は一度だけ参加しました(20年2月の3部野球回再放送)。
【前提2】感想の方針
・〈NJrecalls〉さんのまとめを、上から順に読んでいきます。
・Wikiはまとめを読むために参照していますが、それ以外の知識はあえて入れないようにしています。情報を与えずそっと見守っていただければ幸いです。
◇◇◇
今回のエピソードはこちらです。
シーズン3「ヨロシサン・エクスプレス」(前)
フィルギアが残したメッセージには、ギンカクの座標が記されていた。北米大陸の遥か東、ライディングマウンテン。バンクーバーの爆撃を逃れたマスラダ一行は、北米横断高速鉄道・ヨロシンカンセンに乗り込んだが……。
♯1
アケチ・ニンジャさんはバンクーバーから茶器「ニッタ・カタツキ」を奪えなかったことがご不満のようす。なんでそんなに怒っているんでしょう、織田さん関連の思い出の品とかかな……と思ってたら戦略的価値があるらしい。うーん。え、でも茶器でしょ? という気持ちで頭の中が疑問符だらけである。
なぜ過剰NRSで死ぬんだ…シトカでもありましたけど、この現象いまだについていけないな……
◆
一方、シンカンセン車内ではコトブキちゃんが開いているコンパートメントを探しております。コトブキちゃんのワゴンカーから駅弁買いたい。アイスも手渡ししてほしい。
最後尾車両はあの後、徐々に自己修復を始めた。繭状の分泌物が車体切断部からシュルシュルと吐き出され、かりそめの白い皮膜を作り始めたさまには仰天した。
自己修復する新幹線車両。
いや普通に怖すぎるんですけど……妖怪の体内に乗ってるみたいなものじゃないですか。 車内で反社会行為をしたら繭に包まれて最新バイオ科学でヨロシンカンセンの栄養分にされそうでやだな……恐怖・ヨロシンカンセンの都市伝説(書いてて普通にありそうな気がしてきた)(こわい!)
◆
黒いセーラー服の娘……桜色の瞳……もしかしてヤモトさん? ヤモトさんでは!?
じっと見ながら、彼の胸は高鳴った。肩の長さの黒い髪、白い肌、凛としたアトモスフィアに、落ち着かない気持ちになった。
ヤモトさんに何かこう、思春期の最初の一撃を食らわされているらしいザック少年に読んでいるこちらまで落ち着かない気持ちになる。これは青年期まであとを引くやつですよ。
◆
「姉ちゃんは客室乗務員なんだ。こういうのはドンと行くんだよ!」「そうですね!」
かわいい!
というかザック少年がマスラダくんのこと「アニキ」って呼んでるのがとても可愛い。慕われてるね~マスラダくん。弱いものを踏みつけることをしない異邦のニンジャで、強くて頼りがいがあって、無口だけど話しかければ相手をしてくれるって、確かに十代前半の少年から見ればクールな兄貴というか、憧れの塊かもしれないと思うなどした。
そして対にマスラダくんとヤモトさんが初邂逅!
オリガミに縁のあるニンジャ同士、いつか絡んでくれないかと心待ちにしていた2人なので嬉しいです~!
♯2
タキの指摘通り、新幹線には空いているコンパートメントが存在した。マスラダ一行は、そこで訳ありらしい桜色の瞳の少女と道連れになる。マスラダは、一目で彼女がニンジャだと気づくのであった。
◆
「タキ=サンの言っていた通り、客室は空いていました!」『マジか。そうか……まあ、オレの計画に漏れはないからな』
タキさん適当だな! でもそのテキトーさにすごく安心するのである。
◆
「色々あって、お腹がすきましたよね?食堂車に行ってみましょう」「俺、払えないよ」「大丈夫ですよ。わたしは大黒柱です」心配するザックにコトブキが請け合った。
コトブキちゃん……?
あの、ひょっとしてそのお金、秘蔵メガデモを売ったお釣りなのでは……?
どれだけピザタキのお給金を貯めてたとしても、高級食堂車の食事代を気軽に支払えるほどじゃないと思うんですよ。そもそも『エンター・ザ・ランド・オブ・ニンジャ』冒頭ではオキアミバー食べながら「みじめですねウフフ」って言ってたじゃないですか。
LANケーブルを外し、傍においたリュックの中から四角いオキアミ・バーを取り出し、二つに折った。「みじめなご飯ですね、ふふ」(『エンター・ザ・ランド・オブ・ニンジャ♯1』)
まあ、ここはね。たまたま近くにお店がなくて保存食を食べるしかなかっただけかもしれない。そうだとしましょう。でもタキさんに連絡とる前、「あまりおカネに余裕がない」とザックの提案を渋っていたのは揺るがぬ事実なのだ!
ここです。
「その、カネを払えという事か」「うん。俺はこんなところ、まっぴらだ。抜け出したい」コトブキは考え込む。「わたし達もおカネの余裕はあまり……」(『エッジ・オブ・ネザーキョウ♯5』)
この時点で、コトブキちゃんが高級食堂車で堂々と道連れにご飯を奢れるくらいおカネ持ってたのかといえば……かなり怪しい。
なのにネザーキョウ脱出以降、コトブキちゃんは気前よくザック少年におごりまくるわ食堂車では「大黒柱」宣言するわ、明らかに羽振り良くなっていて、コトブキちゃん、ねえ、その高級食堂車にお支払いしてるお金……タキの「サイケデリック伝説人魚たち花園」のお釣りじゃないよね……まさかだよね……?
◆
「……キミ、ニンジャだね。アタイと一緒」
ヤモトさんに「キミ」って呼ばれると、とても、ときめきます(私が言われたわけではありませんが)。
「シ・ニンジャ」のクランを警戒しているということは、ヤモトさんは門下にストーカーでもされてるんでしょうか。ハデス・クランのアンブラちゃんとシャドウウィーヴさんみたいに、派閥でつながるところもあれば、敵対関係になるクランもあるんですね。
◆
マスラダくんの「柔らかい無関心」がめちゃくちゃいい。マスラダくん、敵意を抱いていない相手にしばしばこういう距離感で接してますよね。好き。
「……オリガミ」ヤモトは呟いた。「ああ」マスラダは頷いた。その瞳の奥の複雑な感情の動きをヤモトは訝しんだ。やや躊躇ったが、「どうぞ」と一枚差し出す。
オリガミ交流だ〜!!!
とても素敵です……。このくだり……とてもいい……。マスラダ・カイはオリガミを手にして嘘をつくことができないから、どうしたって己の作品を折ってしまう。けれどもうアーティストではないから、息をするように黒炎で燃やすんだな……。「売るつもりのない己の作品は燃やす」行為そのものが、かつてのマスラダ自身との微かな対話になりうる文脈、あまりにも良い。ツルを折り続けるヤモトさんを眺めるマスラダは、いつもよりほんの少しだけ穏やかな目をしていたのでしょう。
ヤモトさんの「上手」という賛辞が、経験者からの言葉なのも良いですよね。マスラダなら、彼女が「オリガミを折る人」だったことは手つきですぐにわかったはずです。同じものに向き合ったことがあるヤモトさんの言葉だったからこそ、心のやわらかいところに届いたものがあると思う。
マスラダくん、もうオリガミしないのかな……。一生をかけて向き合っていこうとしていた素材がいつでも手に入るところに暮らしながら、二度と触れずに生きられるものだろうか。前職と両立しているニンジャさんだって少なくないのだから、いつかまた手に取ってほしいと思ってしまいます。私の勝手な思いではありますが……。アユミを失った今のマスラダにしか作れないアートがあるはずだし、叶うならそれを見てみたい。
◆
一人は白い髪を後ろで結った奇妙な男。もう一人は顔面に鉄板をネジ止めした奇妙な男。どちらもニンジャであった。
顔面に鉄板をネジ止めってなんなんですか……顔面に止めちゃいけないものの最北端でしょ鉄板は……
しかも二人してヤモトさんを狙っているらしいって、ええぇ、月破砕後から十年、なんやかやでスーサイドさんはシトカに落ち着いたのに、巻き込まれたヤモトさんは一人で逃避行してるってことですか……そんな……。
♯3
ヤモト・コキは目的があってヨロシンカンセンに乗り込んだ。偶然出会ったのは、ネオサイタマ出身の青年ニンジャ。彼の奇妙なソウルには覚えがあるような気がするのだが……。それぞれの思惑を乗せて、観光列車は美しい丘陵地帯を行く。
◆
目をキラキラさせて聞きかじりの単語を並べまくるザック少年かわいい。
「どこまで行くか、どこで降りるか、決めたか。ザック」(略)「おれはネザーキョウに戻る。北だ」マスラダは言った。「だから、考えておけよ」
マ、マスラダ~~~~~~ッ!
ちゃんとそうやって、少年の名を呼んで、意志を確かめ、(その時までに選べるよう)「考えておけよ」と釘を刺してくれるのあまりにも優しすぎる。ワモン義父さんの教育が透けて見えるかのようです。
マスラダ自身が「自分で決めたい男」だから、少年にもそうしてやるんだな……すばらしいな。
◆
そしてトンネルで、事件は起こった。
◆
翌朝死体が発見された! ざわざわ!!
「ドーモ、すみません!ウチの子が。夢見がちなのです」サガサマがザックの口を押さえ、テーブルに連れ戻した。
サガサマ&ザックのアドリブ親子ロールプレイ……だと……。
はちゃめちゃに興奮してしまいましたが。どうしてくれる。
◆
「(略)……死んだのは二人らしくて」「らしい?」
ニンジャ、と言う時、彼の言葉は震えた。「きっと、だから死体が一個しか見えなかったんだ。ニンジャは爆発して消えちまうだろ」
死体が……ひとつ足りない……と仰いました?(ソワァ)(ミステリ読みの血が疼きだしている)
本当に爆発四散されているんですか? そのニンジャさんがどこかに姿を消してまだ隠れているのではないんですか? 入れ替わりはありますか?
◆
サガサマさんとコトブキちゃんの即席・探偵助手コンビ! すてき!
(安心してください。マスラダ=サンはすごい勘の鋭さを持っています。百戦錬磨です)コトブキは請け合った。
「すごい勘の鋭さ」にすべてを託す作戦、あまりにもガバガバでざっくりしすぎでは!?www ただでさえニンジャ第六感が衰えているというのに。
とはいえ、マスラダくんって
かつてマスラダは、アユミの行動に疑いをもち、その正体を調べようとしていた。(『エッジ・オブ・ネザーキョウ ♯2』)
とか
それでもマスラダは物心ついたのち、実の親について深く調べた事がある。結果、ワモンの言葉には嘘はない事がわかったし、それ以上しらべればロクな事にならないと思った。(『ヨグヤカルタ・ナイトレイド ♯2』)
とか、
もとから「気になったら調べる」タイプの青年だったようなので、普通に適役な気もします。ヤモトさんの外出にも気づいてましたしね。
♯4
ヨロシンカンセン車内で、ヨロシサン社員2名が惨殺された。コトブキは自分たちが探偵役となり事件を解決することで、捜査をうやむやにしようと提案する。サラリマン探偵サガサマは、なんとか事態を誤魔化しきることができるのか!?
◆
さてさて、ミステリにおいて「死体が見つからない」場合にはいくつかパターンがあるわけなんですけど……あ、爆発四散痕はあるんですね……じゃあ「実は生きている」線はナシですか。ざんねん。死んだのは別のニンジャであり、死体の入れ替わりならワンチャンあるかもしれません。そもそもニンジャはミステリじゃないので考えること自体が無意味かもしれませんが(たぶんそう)。
ニンジャが運んでいたのは骨董品。これがヤモトさんと同じく狙われているという、謎の戦略的価値のある茶器ですか……魔術アイテム的なものなんでしょうか。茶器だけど。
◆
(オリガミ……という事は、マスラダ=サン?)コトブキは微かに震えた。
あれ。コトブキちゃんなんで折り紙のこと知ってるんだろう。
あー、でもわりと道々で(ヨグヤカルタ編終盤とか)子どもにはオリガミ教えたり折ってあげたりしてましたもんね。オリガミが得意なことくらいは当然知っているのか。
……それでサツガイ関連の犯人マスラダ説を疑ってしまうと。ふむ。
マスラダがサツガイに連なるニンジャを片っ端から殺していたのは「尋問してサツガイに辿りつくため」(効率厨…)でした。既に彼はサツガイに辿り着き、復讐を果たしています。だからもう片っ端から殺す動機はないんですけどね…。
それに、マスラダくんが犯人だとしたら、事件が発覚して自分たちの不利な状況になったことがわかった時点で、すぐに話してくれるはずです。コトブキが「捜査に行く」と息巻いてるなら余計にそうです。マスラダは、大事な仲間に嘘をついてまで、危険な捜査に向わせたりはしないですからね。
◇
コトブキちゃんが、ここでマスラダの人格を見誤ったの、わりと不思議だったんですよね……。雰囲気に酔っているんだろうか(ありえる)。
◇
整理しますね。たぶんこうだと思います。
1、今のマスラダの最優先事項は、ASAPでネオサイタマに帰ること。
2、よって復讐を終えた今のマスラダには、旅を困難にしてまでニンジャを殺す動機が、そもそもない。
3、でもコトブキちゃんはその心理状態を理解できていないらしい。
(まだ「復讐」が「帰宅」に優先すると思っている)
◇
はー。シーズン3、コトブキちゃんの人間読解ミスが描かれるシーンが明らかに増えていて、面白いですね。
やっぱりマスラダが無口だからデータ不足なんでしょうか。
実際、コトブキちゃんのデータ履歴と照らし合わせるとそんなに矛盾はしていないんです。シーズン1において「復讐の戦いです」というコトブキちゃんの推測をマスラダくんは否定しませんでしたし、その場でこんなことも言ってました。
「殺す事に良いも悪いもあるものか」ニンジャスレイヤーは言った。「サツガイに連なるニンジャ達が何をしていようが、おれの標的だ。慈善事業をしていようが、どこかのボンズだろうが、おれは殺す」「そういうのはよくわかりません」コトブキはスシをつまんだ。(『ウィア・スラッツ、チープ・プロダクツ、イン・サム・ニンジャズ・ノートブック ♯5』)
彼女がこの会話を記憶していたのだとすれば、まあ、反射的に疑うのも無理はないのかな……。という気がしてきました。
「復讐が終わったからもうああいうことはしない」「そうなんですか!」的なデータ上書き会話など絶対してないでしょうしね。しかもコトブキちゃんは、マスラダの「定時ダッシュで帰りたい」という真意もあまり読めていないので……
◆
一方その頃、疑惑のマスラダはヤモトさんの可憐な手首を握りしめていた。そんなことしちゃだめでしょ。私だって掴みたいよ。
「身を守れ。ヤモト=サン。できるんだろ」
ウ、ウワーーーッ!!!!
信頼がある……折り紙を積み重ねたうえでの信頼が……(悶)
「まず信用させろ」っていうセリフにも頭を抱えてしまいました、マスラダは直感的にヤモトさんのことをもう信じているんだと思うんですよね。それはオリガミニストとして彼女の作品を見たから、芸術家であれば、作品を見れば相手の人となりは大体わかる。
信用していいのだと思っている。だから信用させてほしいと言っている。
「手首をつかんだ」のは、ヤモトさんへの挑発以外に「今のおれの力はこれっぽっちだ」という自己開示の意図もあったと思うんですよね、「おれは今の力を正直に伝えた。だからお前もおれを信用して身の証を立てろ」というメッセージが含まれているんじゃないかな~と思いました。
◆
実際ヤモトの黒髪は今や腰まで伸び、目元は涼しく、大人びていた。自縄自縛する殻を脱ぎ捨てようとしているかのようだった。
ヤモトさんが! ヤモトさんが大人に!!!
やはりスーサイドさんと同じように成長はしていたんですか!! 大人のヤモトさん……なんと……。H×Hのビスケ方式で力を抑えていたというわけですか。なるほど……黒髪ロングヤモトさん……大人のヤモトさん……。
◆
「チッ。奴の……」マスラダは思い至り、忌々しげに舌打ちした。「昔のニンジャスレイヤーは、おれではない」
「チッ」とか「奴」とか言わないの! 舌打ちも禁止!
あんなにお世話になったでしょ!www
まったくも~シトカでは困ったときに「サツバツナイトを見た」とかやってたくせにマスラダくんは~。別に嫌なことされたわけでもないし、むしろ気を使って親切にしてもらったじゃないですか。もう少し優しくしてあげて、フジキドさんがかわいそうだよ(本音:面白いからこのままでいいです)
◆
ヤモトは不意にテーブルに肘をつき、マスラダの手を握りしめた。一瞬の隙をつき、腕相撲めいて、彼の手をテーブルに叩きつけた。「……フ。手首のおかえし」ヤモトは呟き、呆然とするマスラダの耳元に顔を近づけ、何事か呟いた。
ヤ、ヤモトさん……大人の余裕のあるヤモトさん……ザック少年でもないがドキドキしてしまいましたよ耳元で囁く大人のヤモトさん……手を握ってくるヤモトさん……悪戯っぽくマウント取ってくるヤモトさん……………(ところで服装はセーラー服のままなのかなヤモトさん……)
◆
次のセクションまで書こうと思っていたのですが、だいぶ字数が嵩んでしまったのでここでいったん切りますね。
明日か明後日、次回の感想でまたお会いいたしましょう。
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次の感想はこちら。
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