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白熊杯短歌に一首だけ参加させてください  

母縫いし薄き仕立ての丹前をガウンのように大寒の夜 

運営様、ぎりぎりの投稿、お世話になります。
短歌は初めてで、そのまんまの気持ち?情景を歌にしました。 

風邪をひいたとき、よく羽織った丹前、母が着やすいようにと綿を薄く入れて仕立ててくれたものです。
風呂敷に包んで天袋にいれていましたが、ふと取り出して手に取ると丁寧な仕事振りが偲ばれて、眠らせておくのは勿体ない気持ちに。
思いついてお風呂上りから就寝前のひと時、ガウンのように羽織っています。
手放す前に、モノと向き合うという気持ちになって身の回りのモノをみると、好きで手元に置いたモノたちのその命を全うさせたくなり、今日は古びた木製の鍋敷きに紙やすりをかけたら、木地が美しく蘇って今日という日を心弾むものにしてくれました。
説明ながくてすみません💦
「楽しみは」から始まる、橘曙覧の独楽吟が好きでした。
俳句・川柳・短歌、私にとってはどれも日常のなかに楽しみを発掘するひとつの手立てになりそうです。
ありがとうございます。