椿

自然が好き、四季の移り変わりを感じて幸せな気持ちになります。 カメラ片手に散策して、野…

椿

自然が好き、四季の移り変わりを感じて幸せな気持ちになります。 カメラ片手に散策して、野の花を押し花にしたり、時々見よう見まねの俳句を詠みます。

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    四季折々に撮った写真を題材に、俳句を詠んでいます。

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俳句を詠んでみた(初咲き) 

初咲きの一輪白き忌日かな   (はつざきの|いちりんしろき|きじつかな)  椿に香りはないけれど、艶やかな美しい葉とぽってりとした花弁、黄金の長い蕊をもっている。 白い椿に似た人の命日に開いた一輪に、障子越しの冬陽が柔らかな影をつくっていた。 この句を詠むにあたり、触発された美しい句がある。 さざん花の長き睫毛を蕊といふ                 野澤節子(八朶集)

    • 「貴船菊」

      貴船菊しろく小さきを愛でにけり  おつむりに貴船菊かざし地蔵尊  面差しをかさねてゐたり貴船菊  手のなかに収まるほどのお地蔵さまをお迎えしました。 咲き乱れる秋明菊のなかで極々小さいものを選んで、お地蔵さまをその花影に。 なんでしょう、おままごとをしている童女のようにいそいそとお地蔵様のお世話をしています。 (秋明菊だとリズムがとれないような気がして、別名の貴船菊を使ってみました)

      • 「月影」

        月影や器は空であればこそ  (つきかげや|うつわはくうで|あればこそ) 鉄釉の器に、水を張って月を映そうとした。 それはなかなか難しく、花を活けてうやむやに。 この器は何も盛らず、月影のイメージを置くだけで完結するような気もする。 有田の器と丹波篠山のお酒、茶香炉には知覧茶と滋賀のろうそく、北海道の秋の実りも。 とりどりの日本の産品と共に今宵の月を愛でる。

        • "針を置き野に出よ秋の短ければ"  爽やかな晴天です。 あと少し、あと一段と縫い進めている刺し子布巾を一旦置いて、プランターの土をシートに広げて天日干ししました。 土の中からコガネムシの幼虫と、鮮やかな緑と黄の縞模様の幼虫が合わせて四匹。 安住の地を奪ってしまったね…。

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        • 「貴船菊」

        • 「月影」

        • "針を置き野に出よ秋の短ければ"  爽やかな晴天です。 あと少し、あと一段と縫い進めている刺し子布巾を一旦置いて、プランターの土をシートに広げて天日干ししました。 土の中からコガネムシの幼虫と、鮮やかな緑と黄の縞模様の幼虫が合わせて四匹。 安住の地を奪ってしまったね…。

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          休日のランチ「ミモザサラダと鱈のカレー」

          今日ドキッとしたこと。 娘のために、いつものように調理ハサミでお皿の中身を細かく刻んでいたら、入れた覚えのない茶色のひらひらした薄気味悪いものが。 ん?なに?焦げたタマネギ? キャー!いったい何が混入したの? 揚げた鱈の皮だと気づくまでの数秒間のドキドキは、かなりのものでした。 だって、鱈の皮ってまだら模様なんですもの。 そそっかしくてしかもビビりと判明した出来事。 娘はあたふたする母を横目に、マイクを握って歌の世界に遊んでいました。

          休日のランチ「ミモザサラダと鱈のカレー」

          「零余子」

          土曜日を零余子ほろほろ摘みにけり 

          「零余子」

          「釣瓶落し」

          釣瓶落しに今日のこもごも託しけり  今日のことは今日で締めくくろう  目覚めれば新しい明日  細胞だって生まれ変わる  落日よ  明日は輝きながら東の空に躍り出ておくれ 

          「釣瓶落し」

          「白木槿」

          傾聴を終えし道々白木槿  2020年のパンデミック以来休止していた高齢者施設での傾聴活動、この秋から再開できることになりました。 当時交流のあった方々は、お亡くなりになったり会話が難しくなったりと、4年の歳月の長さと重さを感じています。 再開初日は、こちらにいらして間もない九十路の方のお話を伺いました。 食堂にお食事に行くとき、決まって夫さんの遺影に「〇〇ちゃん、ご飯食べてきますよ!」と、おどけて声を掛けるとのこと。 ちゃん付けで呼び合っていたのですね。 お歳を召しても環境

          「白木槿」

          休日のランチ「むかごご飯」

          庭で採れた零余子(むかご)をご飯に炊き込みました。 口に入れた娘に「どうですか?」と訊くと、一言「かたい」。 そうなんです。 噛みしめて滋味を楽しむのが、むかごご飯。 うまく噛めない娘には申し訳なかった献立でした。 でも時間をかけて一所懸命食べたこと、「かたい」という表現がでたこと、そしてデザートの西瓜は「いらない」ではなく「おなかいっぱい」と残したこと、いろいろ成長を感じたランチタイムでした。 状況に合った言葉を使って人と共有し合えることは、心に安定をもたらしてくれると思い

          休日のランチ「むかごご飯」

          「秋天」

          解き放て胸に棲む鳥秋天に 

          「秋天」

          こすれあひ団栗落つる青き儘 

          こすれあひ団栗落つる青き儘 

          休日のランチ「ジンギスカン」

          今日はお手軽に、ホットプレートでジンギスカンです。 娘は、キッチンのホットプレートを見つけて「お肉?」とニコニコ。 当たりですよ。 お庭で焼きたかったけど、30度の気温は厳しくて。 もう少し涼しくなったら庭でバーベキューしましょうね。 ラム肉がとても柔らかで、野菜にも味がしみてよいお味でした。 (ゆうべ地道にモヤシのひげ根を取っておいてよかったぁ) たくさん食べてくれてありがとうね。 そろそろ戻る支度を始める頃「迎えくるひと~」と、歌うように問いかけてくるので「ハ~イ」と手を

          休日のランチ「ジンギスカン」

          蝶ふわり風船かずら揺らしけり

          蝶ふわり風船かずら揺らしけり

          休日のランチは「ひとりジンギスカン」でした。  今日は北海道マラソンの日。 朝早くから交通規制があり、娘の帰宅を中止しました。 沿道でランナーを応援したかな、お昼は何を食べたかな。 私は小さなジンギスカン鍋で、寂しくひとり鍋。 来週帰宅したときに、食べさせてあげましょう。

          休日のランチは「ひとりジンギスカン」でした。  今日は北海道マラソンの日。 朝早くから交通規制があり、娘の帰宅を中止しました。 沿道でランナーを応援したかな、お昼は何を食べたかな。 私は小さなジンギスカン鍋で、寂しくひとり鍋。 来週帰宅したときに、食べさせてあげましょう。

          「盆唄」

          盆唄やよき頃合いに輪の中へ  端正な母の針目よ浴衣解く  昔は母の縫ってくれた浴衣を着て、家族そろって盆踊りに行きました。 夏が終わり浴衣をしまう時、娘に「次いつ?あした?らいしゅう?」と繰り返し聞かれ「来年ね、来年ね」と答えていたら、いつのまにか「らいねん」はずっと先のことを言うと理解してくれて、それは盆踊りと浴衣のおかげでした。 袖を通すことの少なくなった浴衣。 一枚だけ、なにか日々身近で使えるものにリフォームしようとほどきはじめましたが、その丁寧な縫い目にしばしば手

          「盆唄」

          休日のランチ「冷やし茶漬け」 

          四日前はスンとしていた娘、今朝は晴れやかな顔で帰宅しました。 まだ寝苦しい日が続いていますが、昨夜はぐっすり眠れたとのことで疲れが取れたようです。 道々しきりに「お花きれいねー」とか「犬いるよ」「あかちゃんだ!」「救急車!」と快調に実況放送をしてくれました。 お昼ごはんは、冷たい出汁茶漬けを用意したのですが、醤油麹に漬けて焼いた鶏肉が気に入ったらしく、いただきますの前に一皿食べてしまいました。 あらあらと呆れながら、私の分もあげてしまう親バカです。 出汁茶漬けもさらさらと美味

          休日のランチ「冷やし茶漬け」