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俳句を詠んでみた(蝶生まる) 

蝶生まる朝のひかりに身じろがず  

(ちょううまる|あさのひかりに|みじろがず) 

5月も末というのに気温6度の冷え込む早朝 
庭にキアゲハが動けずにいた 
羽化したばかりなのか 
なんでこの寒い朝を選んで...と気が揉める 
太陽の光を集めて温まろうとしているのか 翅を開いたまま動かない 

去年の夏 私のパセリを食べつくした上にセロリも食べていた幼虫が 
あの後サナギになって羽化したのかしら 
いもむしが苦手なのに こわごわ見ているうちにちょっとだけ愛着めいたものを持った 
レモンなどの柑橘系を食べるアゲハの幼虫を「柚子坊」と呼ぶ 
秋の季語にもなっている 
キアゲハの幼虫はセリ科の植物を好むらしいので うちの芹坊くんと名付けて見守っていたが ある時食べかけのセロリを残して 居なくなってしまった 
鳥に食べられたのか どこかでひっそりサナギになっているのか 
短いお付き合いだったが 今朝の蝶はもしかして芹坊くんあなたなの? 

※「蝶生まる」は春の季語なのだけど 「夏蝶生まる」だと字余り…

以下閲覧注意!


いもむしが苦手な方はお気を付けください 
画像は小さめにしました 

昨年8月末のセロリと芹坊くん