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脳と手帳をつなげよう。手帳をAIよりも役に立つ「補助脳」とする方法。

昔、2年ほど能率手帳ゴールドを使っていたことがあります。

使い始めて半年もたったころでしょうか。手帳が補助脳となった、と唐突に感じたときがありました。

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手のひらに乗るぐらいの大きさで、見開きのレフト式ウィークリーという構成ですから、記入スペースはそれほど大きくありません。

略号を使い、不要となった情報は修正テープで消しつつ、少ないスペースに工夫して必要な情報を書き入れて、紙面は真っ黒でした。

書籍「能率手帳の流儀」の影響を受けていたのです。

何度も何度も書いては見返してまた書いて。

業界特有の商習慣を反映した換算表。A社に出した見積書の数字と、それを決めた背景。◯◯法の改正の趣旨。

こういったことは、できる人は全部頭に入っています。だから商談でもすらすらと話せます。

ぼくは忘れています。ぼんやりとは覚えていますが、詳細は資料を見返さなければ分かりません。お客さんから何かを質問されても「いやー、その件はちょっと確認しますね」みたいな返事ばかりでした。

できる人との差は歴然ですね。

ところが能率手帳です。書いて見返すうちに、何をどこに書いたか覚えてしまい、ポケットから取り出してサッと開くと、まさにそこに書いてあるのです。今、知りたいことが。

手帳を取り出して、開いて、目的の情報を確認するまでに、10秒はかかりません。そのワンクッションはあれど、できる人にかなり近づけてますよね。

みんなが欲しい「補助脳」はこれじゃありませんか?

すべてを記憶するのは普通の人には難しい。

商談ではスマホを取り出してAIに聞いているひまはない。

そして、AIも知らないことはたくさんあるのです。

この「手帳の補助脳化」は、システム手帳に回帰して消えてしまいました。

リフィルの入れ替えが自由というメリットのため、情報がストックされず、過去に流れていくからです。

この「手帳の補助脳化」をシステム手帳で再現できないだろうか。そう考えて、薄いバインダーのプロッターを使い始めたのです。

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