手帳に書いた「夢」がストレスとなって手帳を開けなくなった話
夢や願望や目標のリスト、手帳に書いてます?
まずは明文化しなきゃ取り組めませんから、手帳ユーザーのみなさんは書いてるんじゃないでしょうか。
ウィッシュリストというのもあります。時間を制限して、できるできないかは考えず、夢や、やりたいことや、興味のあることを、大量に書き出す、というやつ。
ぼくも昔はそういうのを手帳に書いてました。
書いた当初は、書き出した高揚感もあって楽しく「夢リスト」を眺めます。
しかし、しばらくすると手帳を開けなくなるのです。
なんとか開いても、夢リストは見たくありません。見ないならこんなのは不要だろうと破り捨てると、簡単に手帳を開けるようになります。
で、また夢リストを書くと、手帳を開けない。捨てる。でもまた書いてみる。
そんなのを何度か繰り返して、ぼくは手帳に書き出した夢を客観的に見返してみました。
あれが欲しい。あれがイヤだ。こうなりたい。
ぼくのリストはそんなことの羅列でした。これ、仏教でいう「三毒」なんですよね。
三毒って、
・怒り
・欲望
・愚痴
の、人が持つ3つの負の感情のこと。
京セラ名誉会長の稲盛和夫さんも、三毒を断ち切ることの大切さを述べています。
「夢」「目標」といいつつ、ぼくは自分の負の感情をリストアップしていたのでした。それがストレスとなり、手帳を開けなくなっていたのです。
でも、この「負の感情リスト」には、大きな利用価値があります。ひょっとしたら、あなたの人生を大きく変えてくれるほどの。
続く。