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自分だけの手帳のフォーマットを育てよう。理想の手帳を作るための2つのコツとは?

僕はずいぶん長い間手帳病を患ってきました。

市販の綴じ手帳やシステム手帳のリフィルをあれこれ試してみて、とうとう合うものがありませんでした。

だから、手書きでフォーマットを自作しはじめました。なんだかいいじゃないか、と書き続けていたら、いつの間にか手帳病は寛解していました。

もう、手帳会議はしません。

微調整を続けながら、何年も同じ自作フォーマットを書き続けています。市販の手帳に興味は無く、物欲も湧きません。無駄使いが減りました。

買い込んで使わない手帳に罪悪を感じることもありません。

性格や、生活リズムや、仕事や、好き嫌い。あなたの個性によって、合う手帳、合わない手帳があります。

市販の手帳が合えば幸いです。でも、合わなければ、手帳病は治らず、手帳ジプシーを続け、手帳会議を繰り返すことになるかもしれません。ぼくは新年1月になっても、まだ手帳会議をしていたことがあります。

自作は、手帳病への処方箋となり得ます。

世界で最も有名な自作手帳が、バレットジャーナルですね。これを創始したライダー・キャロルさんは、発達障害で悩んだあげく、頭のなかを整理するために試行錯誤して編みだしたそうです。

かつての私のように手帳病に苦しんでいる人は、自作してみてはどうでしょうか。バレットジャーナルをやってみてもいいし、市販の手帳のフォーマットを真似してみるのもいいでしょう。

手帳のフォーマット自作のコツは、二つあります。

まず、自分が何を手帳に要求するか、明確にすること。ぼくの場合「今日1日だけに集中したい」「1分単位で時間の予定と実行を記録したい」「万年筆で大きくタスクやメモを書きたい」でした。

次に、長い時間をかけて育てること。プロのデザイナーでも無い限り、自分で作ったフォーマットはどこか垢抜けないものです。それを書き続け、改善を重ねると、洗練されて自分でも納得のいくものとなっていくことでしょう。

実際に、ぼくの手帳がどのように変化してきたか、そのうち記事にしてみます。

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