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【番外編】 弘中勝の「勝手に基礎論」(4)〜(6) ※書き下ろし
『測量士・浦恒博の「基礎論」』の連載に便乗して、『ビジネス発想源』筆者の弘中勝による「勝手に基礎論」という連載を併載します。
測量のプロでも何でもない筆者が、「基礎」の大切さについて、自由に語っております。
2013年に掲載した全5回をお届けしていますが、今回は書き下ろしの「第6回」も掲載しております。
「基礎論」のnoteマガジンをお買い上げいただいた皆さんへの特典となっておりますので、ご購入者の皆さんは気楽にお読みくださいませ。
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●弘中勝の「勝手に基礎論」(第4回/全5回)
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私は、以前に計量機器メーカーに勤めていた、という話を第1回で書きました。
「量る」仕事をしていましたから、当時はそれなりに、量ることに関して感性を持っていました。
例えば、何かモノを持った時に、「これは大体何グラムだな」ということが一発で分かるほどでした。
毎年11月1日は「計量記念日」で、各都道府県の計量士協会みたいな団体が、いろんな施設で、計量に関するイベントをやっていたりします。
ある年の11月1日に、たまたま百貨店のイベントスペースで計量記念日のイベントをやっていて、
「ここにあるガラスのおはじきの山から、スプーンでちょうど111グラムをすくい出したら、賞品を贈呈します」
みたいなコーナーがあって、プラマイ5グラムのニアピン賞が何名か出ていた状態で、試しにやってみたら一発で111グラムのピタリ賞が出たことがあります。
計量機メーカーに勤めていることを明かして賞品は辞退したのですが、一緒にいた連れは、それはもうビックリしていました。
この話を聞くと、「すげー」と思ってしまう人も多いでしょうが、実は現場では、そんなに大した話ではありません。
というのも、計量の仕事は「正確なこと」よりも、
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測量士・浦恒博の「基礎論」 〜各界発想源〜
正しく測って、未来を計る!どんな事業でも、どんな計画でも、どんなシステムでも「基礎」が大事。基礎を正しく緻密に作ることで、そこからきちんと…
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