日本ダービー日記、5/29
ダービーデー、特別な一日です。
ずっと前から、この日に向けて、予想に予想を重ねてきました。
そして、馬券、当たりました。
20数年間、競馬を観ているだけのことはあります。流石、ワタシ。
ここに来て、単勝1点勝負を回避するあたり、勝負勘が冴えていました。
とはいえ、1着になるのはイクイノックスだと思っていました。
ドウデュースは3着までには、まず来るだろうと思っていましたが、結局勝ち切るイメージを出来ませんでした。
ドウデュースの日本ダービー制覇は感動的過ぎるので、そんなものが観れるイメージが湧かなかった、というのも理由だったりします。
自分が競馬に興味を持った頃の武さんは、天才の名を欲しいままにしていました。
しかし、その後、怪我などもあり、成績のなかなか振るわない武さんの姿をみて、少し寂しく思っていた。自分も、そんな一人です。
そんな武さんのために、馬を用意してくれるオーナーが現れ、そのオーナーの馬で再びダービーを勝利する。そして、凱旋門賞の舞台へ挑む。
ちょっと感動的過ぎて、そんなに世の中、上手くはいかないだろう。とか、思ってしまいました。
ドウデュースの最後の直線での差し脚、競馬を観だしたあの頃の武さんの騎乗を思い出しました。
やっぱり、一番勝ちたいと思っている陣営が、運を引き寄せて勝つのがダービーなんだな、と思いました。
競馬を観だして20数年、初めての東京競馬場での日本ダービー観戦、こんなにも素敵なレースを観戦出来た、幸運に感謝です。
さて、日本ダービーの前日ですが、友人宅に泊めてもらい、一緒に予想を楽しんでいました。
ドウデュースは勝ち切るイメージが出来ないし、イクイノックスの単勝はオッズの割にリスクが大きい気もするし、誰の単勝が良いだろうか、という話をしていて、アスクビクターモアが浮上してきました。
ということで、アスクビクターモアの共同記者会見の動画を観てみると、田辺さんが自分はダービーに対する特別な気持ちは無い、と言っていました。
また、田村調教師も、全然勝ちにこだわっていなさそうなコメント。
それを観て、これは1着はないな、と思いました。
しかし、そのアスクビクターモア、極限の勝負仕上げで明らかに勝負を賭けに来ているであろう1番人気のダノンベルーガを凌いで、しっかり3着に来ました。
もしも、アスクビクターモアの陣営が本気で勝ちたいと思い、勝負を賭けていたらどうなっていたか。
結果はわかりませんが、この3着という成績は無かったようにも思います。
勝てる可能性を考え、淡々とプラン通りにこなした結果が、この3着に繋がったのだと思います。
それが、出来ることはやったという満足感の漂う、レース後のコメントにも繋がっているような気がしました。
まるでフィクションのように、勝ちたいという気持ちが勝利を呼び寄せることもあれば、気負わず淡々とやるべきことをやったことが、満足出来る結果に繋がることもある。
人生って、難しいなと思った、そんな日本ダービーでもありました。
以下、せっかくなので、撮った写真達を貼りたくなりました。
後で知った、みたかった。。。
最後に、誘ってくれて前日に泊めてくれた友人と、土日に好き勝手遊ぶことを許してくれた家族に感謝です。