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小さなベイビーちゃんという日本の宝が輝いている

この前、電車に乗っていたら赤ちゃんの泣き声共鳴、輪唱が起こった。

1人の赤ちゃんが泣いていたら、次の駅で乗車してきたもう1人の赤ちゃんがつられるようにして泣きだしたのだ。そのとき、私は「いい泣きっぷりですね! 全然問題ないので、お母さんはまったく気にしないでくださいね!」と言いたかった。

たぶん、そう思っていた人は私の他に何人かいただろうなと思っていて、それは立っていた私の前に座っていた素敵なマダム2人がニコニコニコニコしていて、「元気でいいわねえ」「羨ましいくらいだわ」と小さな声で話していたからで。私の隣で立っていたちょっとイケイケでカラフルなカップルも、小さな声で「赤ちゃんかわいー」「ね」と話していたからで。

だけど一方で、もちろん私や周りの人たちと同じように考えていたわけではない人もいることも確かだろうな。そして場合によっては私もそう見えていることもあるだろうと思う。イヤホンをしてるとか、タイミングで咳ばらいをしてしまったときとか。

私はベビーカーを乗せやすいようによけたつもりだけど、お母さんたちからしたら避けられたと感じさせてしまったときとか。


そんなとき、海外でベースになっている考え方とか価値観、コミュニケーションが羨ましいなと思う。

もっとスマートに「あなたのベイビーちゃん、すごく可愛いわね」と言ったり、「イヤホンなんか使ってるのもったいないわ! あなたの声が一番の音楽だものね!」とウインクをできたりできる自分だったらいいなあ、とショート動画を見て思う。

赤ちゃんが泣いていても、きゃっきゃっと大きな声で笑っていても、私はどれも可愛いし、いいなあ、ほっこりするなあ、と思っている。

日本の宝が輝いてるわ、と思う。

本来ならそのことをその場で伝えられたらいい。伝えられるぐらいの丹力とかっこよさが自分にあったらいい。あとはお母さんたちに小さな声でもいいから、「大丈夫」だけでも伝えられる勇気があったらいい。

私は小さなベイビーちゃんが大好きだ。

”終わりよければすべてよし” になれましたか?もし、そうだったら嬉しいなあ。あなたの1日を彩れたサポートは、私の1日を鮮やかにできるよう、大好きな本に使わせていただければと思います。