懐かしの「東京タラレバ娘」を見ていたら
いまTVerで再配信されている「東京タラレバ娘」を見ている。吉高由里子さん、榮倉奈々さん、大島優子さんの友達3人が、30代という若手でもなく、かといってベテランとも言い難い年齢を前に、「あのときあーだった」「もし、こうしていたら」と恋や仕事に悩みまくる話だ。
確かこのドラマは、私が大学生のときに放送されていたドラマだ。当時はけっこう話題になっていたのだけど、このときの私は見ていなかった。
というのも、夜はバイトの時間だったからだ。私は朝早く起きてアルバイトをするよりも、遅くスタートでいいから日付を回る締め作業をするほうが好きだった。お店が眠りにつく準備を私がしてあげるのが好きだった。早起きが死ぬほど苦手だったという理由もあるけれどね。
それで、一人暮らしをしていた私の家のテレビは録画機能がなくて、かといって今みたいに配信アプリもなかったから見れなかったのだ。
いい時代になった。かつて見たいと思っていたドラマが、こんな形で見れるとは。大学生の私に言っても信じないだろうな。「今のあなたが見たいドラマが、将来無料で配信されるようになるんだよ」と言っても。ドラマは、見逃したら再放送を祈るしか方法がないと思っていたから。
さて、「東京タラレバ娘」を見ていると、私の心が主人公の吉高由里子さん同様えぐられまくる。
序盤で、「私たちは恋愛のバッターボッスクにまったく立っていなかった」と気がつくシーンがある。
恋愛や結婚、出産とライフステージの変化を求める友人たちを「頑張ってるわあ」「まだそんな年齢じゃないのにね」と、少しだけ斜に構えて評価していて、「とはいえ、いつか自分たちに何かがあれば簡単にホームランを打てる」と胡坐をかいていた自分たち。だけど実際は、野球で言うベンチから俯瞰してやんややんやと言っていただけで、自分たちに番が回ってきたら、練習もしていない、努力もしてない、でバッドが振れない、と気づくという。
近からず、だけども遠からず。私も今の状況に胡坐をかいていたかもしれないなと思う。
ちょっとパーソナルな話。また、見終わったあたりで書きたいと思う。