「チームにおいて、沈黙は罪だ」が救ってくれた
水曜10時のフジテレビドラマ「ブルーモーメント」。
民法テレビの主演は5年ぶり(!)の山下智久さんが主演の、気象学をテーマにしたドラマ。……と、ちょっと待って。山Pのドラマ出演が5年ぶり、というのを知ってちょっと驚きが隠せない。だって、2019年が最後だったってこと……?めっちゃ前じゃん……コロナ前じゃん……山P……。
さらには、フジテレビのドラマへの出演は、あの、毎話涙腺崩壊、生きる意味をすべて教えてくれたドラマ「コード・ブルー」以来、7年ぶりとのこと。
……っえ..…? ……ちょっと事態が、まだうまく飲み込めていないのは、私だけでしょうか……山P……。おかえり山P……おかえり山P!!!
とまあ。
私のnoteあるある、noteを書くために調べていたことで、話がそれていく戦法が発揮されましたところで、今日放送だったブルーモーメント第4話、山Pが言ったセリフにビビッときたことをシェアしたい。
ドキッとした。山Pがこのセリフを言ったのは、権威のある人が自己保身のために「それはやりたくない!」みたいなことを吐いたシーンだった。周りにはその人を慕っている人や、その人に救いを求めている人がいて、「えー……周りに、それだけの人がいるのに、自分を守るためだけにそんなこと言っちゃいますー……?」みたいな、気まずさMAXのシーンだった。
現場に沈黙が流れたところで山Pが、自己保身野郎を慕っていた人たちに向かって、そのセリフを吐いた。
「チームにおいて、沈黙は罪」。
その人を糾弾することも、糾弾しなくとも「もう慕うことはできない」と言うことも、「それでも慕っていたいです!」と言うことも、自分で選んで、決めて決断しないのは、怠慢だ。
日本人は、自分の意見を言ったり、決断したりするのが苦手なお国柄だとなにかで読んだ。
学生時代、私は前に立つことが多いタイプで、クラスメイトの意見をもらいたいとき、クラス中が沈黙に包まれるめに遭ったことがある。そのときの「えー……どうしたいんですか、みなさんはー……」と思った気持ちが、このセリフで蘇ってきた。
「周りに合わせたい」「浮きたくない」「恥ずかしい」、いろんな気持ちが入り混じっていたとわかるのだけれど、でも。それでもあれは、同い年の、前に立った私への、罪だったと思う。その気持ちが、ちょっとだけ救われた気がした。