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数行日記っていいよね
数行日記を書く人をよく見かけるようになって、「あ、めちゃめちゃいいな」と思っている最近。
それは2つのいいながあって、1つ目はなんといっても振り返れることだ。
最近ちょっと目の前のことに追われる日々を過ごしていて、そうすると1日の最後の日に感じたことがその日のすべてになってしまう。最後の最後に感じたことが、その日を決定づけてしまうのだ。
わかりやすいのでいうと、「疲れた」「大変だった」「なんだかしんどかった」「もういやだ」というマイナスな感情。
その中には、ほんとうはプラスなこともあって、そのマイナスの感情の中にもたくさんの機微があったはずなのに、最後に感じたことでそれらすべてが1色になってしまう。
ふわっと布団を被ったときに出てくる言葉が「はあ~……大変な1日だった」おやすみ。
これだ。
なんてもったいないことなのだろう。お昼に食べたプロントのパスタが美味しかったとか、ご褒美にコンビニで買ったコーヒーゼリーを食べた1口目の幸福感とか、実はその帰り道で赤信号にひっかからなかったとか、乗り換えがするするうまくいったこととか。取材者さんが何気なく話してくれた言葉や、見れた笑顔に心がきゅんと動かされたこととか。
どうでもいいけど、振り返ればグラデーションの明度の高い部分もあったはずで。
そんな1日の多色を思い返せる時間があるのがいいなと思う。それがたとえ数行であったとしても。今日何があったかな、と思い出す時間にいいなと思う。誰目線やねんって感じなんだけど、私も2年以上、音声入力で適当な1日日記を書いているからわかる。
2つ目は、数行ってところ。
日記って、意外と書き続けていると、下手したらその日1日の行動をなぞるだけになりがちなのだ。
朝は何時に起きて何をして、朝ご飯は何を食べて。午前中は何をしてお昼は何を食べて、午後は何をして。夜は何のドラマを見て、何時に寝た1日だった。という感じ。事実と行動だけの羅列。
でも、残したほうがよかったり、見返したときに面白いと感じるのってその日に気がついたこととか、自分の気持ちだったりするんだよね。
数行となると、ほんとうに必要なことを書けるなと思う。それこそ3行とか制限を設けていたらもっと書けることは限定されるし、書きたいことだけを書くようになると思う。
私も気がむいたら、1週間をまとめた数行日記を書いてみようかな。
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