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#62 多様性の時代に「言う」強さ
多様性の時代に「言う」強さを持つこと
みなさんどう思いますか?
公人になるのに、避けて通れないこと。
それは、
「人にどう思われるか」
「業界にお客様に迷惑をかけないか」
です。
気にしますよね。
私は1冊目の本を出版させていただいた時、大学の先生からも一目おかれる出版社(中央経済社)から出版させていただきました。
初版も少ない出版だったにもかかわらず、
新聞社さんや雑誌社さんや
本当に多くの取材もいただき、幸せな出版でした。
日経新聞夕刊での取材での連載、
ananやクロワッサンへの取材や投稿、
PHP出版やきんざいなど比較的お金の知識があったり銀行員向けの専門誌への連載・・・と続きました。
3年くらいはセミナーなども、専門誌への執筆も精力的に活動していましたが、私は自分の基軸を見つめなおそうと、その後慶應大学院(会計専門職)で学び直し、そして
10年表に出て発信することをやめ、実務に専念することに決めたのです。
顔を出すこともとても嫌でした。
富裕層のお客様が自分や家族の情報をどのように扱っているか、そして私たち世界4大会計事務所やコンサルティングファームの人間が表に出ることについてのある一定の方針を知って学んでいたからかもしれません。
しかし、それらを経て今の私には、発信について、その怖さはありません。
それは、40代、実務に専念したことで自身の専門や基軸への自信もあります。
そして「バランス」が大切なことも知っています。
例えで言うなら
富裕層や、そしてボディコンテストの競技に出る人たちが食事管理を徹底していて食事や健康に関心が高いからといって、コンビニのおにぎりやピザを食べないという訳ではありません。
居酒屋でから揚げを食べてハイボールも飲む。
その場で優先するべき人とのつながりや、和を壊さないようにする気遣いなど
バランスが大切なのです。
だから、共感ばかり、そして一方だけの偏りではなく、
多様性の時代に「言う」強さ
をもちながら、
実務家として
共感だけに頼ることのない発信をしていきたいと思う森田です。