#124 見えない自分資産を積み上げよう
【最終原稿確認しました】
月刊経理ウーマン 2024年10月号(9月20日発行)に寄稿させていただきます。
詳細はまたご報告させてください。
上場企業の社外取締役(監査等委員)として、株主招集通知書や有価証券報告書などにおいて、名前と職責を明確に示し、責任ある仕事をしていますが、社外の視点でアドバイスさせていただく仕事の前に、領収書から決算書、申告書までをスポーツのように「自分でできる」スキルは、何にも代えがたい「見えない自分資産」の一つだと考えています。
多くの案件を扱う際には指揮者としての役割を果たしますが、不測の事態が発生しても、最後には必ず自分でやり遂げるという実行できる現場力は、人が作ったものを見るだけでは満足できない性格が、このスタイルの仕事を選んだ理由の一つです。
当たり前のようにできるようになると、その価値に気づかなくなることが多いものです。しかし、私が知る限り、お客様やかつての職場の真のエリートは見えない自分資産を着実に積み上げています。だからこそ、インターンシップやOJTを通じて、若い頃からの経験の積み重ねが非常に重要であることを伝え続けているのです。