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【社内研修制度の紹介】海外インターンに参加した社員による社内報告会をレポート
こんにちは!ウィル・シード採用担当です。
ウィル・シードでは、様々な社内研修があります。今回はその一つである『海外インターン制度』をご紹介します!
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1.海外インターン制度とは
お客様に提供している海外インターンプログラムを社員にも提供しているものです。2種類あり、いずれも優秀社員が選抜されて参加します。
① 海外越境赴任研修
海外へ赴き、現地企業でインターンをするプログラム
② 5日間在宅海外研修
オンラインで海外とつながります。現地企業の経営者から提示される事業課題に対して、現地のBuddyと協働しソリューションを考えて提案するプログラム
2023年夏、①の『海外越境赴任研修』に参加した社員が帰国後に社内報告会を実施しました。私も参加したので、本コラムでは社員の発表内容をお伝えします。(②の在宅海外研修は別のコラムでご紹介予定です、お楽しみに~)
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2.派遣者①新卒入社で5年目
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▼発表内容
派遣先はベトナムの幼稚園でした。
KPIsが提示され、一週目は幼稚園の活動に参加しながら、保護者や同僚の方々にヒアリングを行ったり、マーケティングのリサーチを行ったりしました。後半は、幼稚園のイベントとして七夕の企画を現地の先生方と作り上げながら、最終提案の準備を進めていきました。オーナーさんへの中間報告では再度プレゼンをするように言われてしまったり、実際に全てのKPIを達成するには時間的に厳しく、注力するポイントを絞る必要に迫られたりと、試行錯誤の連続である2週間を過ごしました。
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今回のインターンは、成果基準も業務の枠組みも自分自身で定義しなければならず、そこがハードであり、ハードだからこそ大きな学びを得ることができました。また、『自分の”気になる””面白い”を起点に考えることで、自分のまわりも、ものごとも動いていくことを体感』した経験でもありました。
【得た学び】
・これまでの業務経験を通して培ってきた『場のデザイン』のスキルは、どこに行っても通じる普遍的なスキル・ノウハウになりつつあると実感。アイデア出しや資料作成は抵抗なくガンガン推進できた。
・「客観的情報(世界的な潮流やデータ)」×「リアルな声(現場の声)」に耳を傾けると「面白い」の発見につながる。
・自分のこだわりは大切にしながらも、「相手」が実現したことを押さえ、そのなかで自分は何に貢献できるのか考えることがビジネスにおいて大切。そうすることで、より良い道が開けてくる。
・自分の「面白い」と感じたものをカタチにしていけるんだと、少し自信を持てるようになった。
最終提案ではオーナーさんだけでなく、幼稚園の先生全員の前で発表をし、好評を得ることができ、2週間を納得いく形で締めくくることができました。
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2.派遣者②中途入社で5年目
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▼発表内容
私の派遣先もベトナムでした。若年層向けの英語教育を事業展開している企業で、従業員はオーナー社長1名。たまに現場に行きましたが、ほぼホテルやカフェでのリモートワークでした。
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ミッションが与えられ、それに向けた活動をした他、今後の教室運営に役立つ資料(教材の作成・マニュアルやナレッジのまとめ)の作成もしました。この2週間は、楽しい気持ちも仕事に対する葛藤も両方渦巻く期間でしたが、自身の思考・行動の特徴、それに伴うマネジメントにおける注意点も見えてきたと思います。
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2日目に社長から「トレーニングに来ているから、どんな2週間をしたいのか?」と聞かれました。非常にありがたかったですが、『私は役に立ちたい。(一人でやっているから業務も大変だろう)何を手伝えたらいいか』と答えました。成果を出すためにこの2週間でやることを握りたいという気持ちで答えたことでしたが、振り返ると受け身な発言だったなと思います。同時に私は成長よりも成果がほしくて、そのためのDOがほしい性格なんだと気づけました。
【自分の「思考」への発見⇒マネジメントで心掛けたいこと】
・役に立ちたい、認められたい気持ちが強い
⇒部下に”小さなWin”を経験させる
・”自分は”成果志向
⇒部下が思う「成長」「成果」を理解しすり合わせる
・ヒト/コトの混同
⇒部下が成果を上げることと、部下の成長を混同しない
【自分の「行動」への発見】
・様々な視点で調べる・検証する
・物おじしない
・初動が早い
・資料作成能力は社外でも通じる
⇒得意や強みに少し自信がもてて、得意をより伸ばし、組織にもっと還元していきたいと思いました。
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3.まとめ(報告会を聞いて)
業務で培ってきた確かなスキル・ノウハウがあることを再認識して自信につながったんだなと、話している様子から私はそう感じました。
新卒入社5年目の社員は社会人として経験を積んで、社内で成果も出してきたからこそ「経験則からこれが妥当解だよね」と無意識に仕事の正解を自分で制限していたのかもしれませんね。今回の海外インターンを通じて、その枠を取っ払い『面白いと感じたことをカタチにしてみよう!』と今後のチャレンジを期待する言葉もありました。
また中途入社5年目の社員は、現在営業部でマネジメントにチャレンジしています。自分自身を知ることが、自分なりのマネジメントの一歩につながるかもしれないと彼女の発表から思いました。
「もう一回行きますか」と聞かれたら、「ちょっと考えさせて」と答えたいぐらいハードで濃密な2週間!お二人ともお疲れ様でした!
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