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#04 自分のHISTORY~1978年音楽と美容について

皆さん、こんにちは。
ビューティークリエイティブエバンジェリスト(美容家)、美容師、ヘアメイクアップアーティスト、の柳 延人(やなぎ のぶと)です。
今回は、#03に続き自分のHISTORYと、仕事に関わりのあった1978年の音楽と美容について書きました。

1.HISTORY

いろいろプレゼンをし続けるうちに、以前働いていた美容室の先輩から、ミュージカルの現場に声を掛けてもらった。作品は『ミュージカル アニー』

出典:https://www.amazon.co.jp/

ハロルド・グレイの新聞連載漫画『小さな孤児アニー』を原作として製作されたブロードウェイ・ミュージカルで、日本では、1978年から東宝による上演、1986年からは日本テレビの主催・製作として上演が始まった超名作である。

僕の仕事は、主役のアニー以外の子役たちのヘアメイクと、アンサンプルの方々のヘアメイクのサポートで、特殊メイクなどの技術を発揮することはなかったものの、役者をはじめ、演出、大道具、小道具、音響、照明、衣装、各スタッフとの日々のコミュニケーション(もちろん、呑みも)、舞台の現場独特の一座的なカンパニー感に、とても良い居心地を感じていた。

初日前には打ち込み、中日には中日打ち上げ、千秋楽には打ち上げ、他なんでもない日も何かと呑み会(≧∀≦)
そして、『こんな現場あるけどどう?』と、何かと声を掛けてくれるカンパニースタッフたち。
初めての現場に行っても、昔から知り合いのような顔見知りのスタッフたちがたくさんいて、当然、現場もやりやすく、頼まれる仕事も順調に増えていった。


舞台は僕にとって天性の仕事だ!


そんなある日、僕の運命を変える舞台との出会いがやってきた。

『GOLDEN BOY』
1963年にブロードウェイで上演された、サミーデイビスJr主演のミュージカル『GOLDEN BOY』の日本上演が、1988年、当時大人気だった少年隊『錦織一清』氏主演、有明のMZAにてこけら落としの公演が行われた。

出典:https://www.amazon.co.jp/


なんとその再演に、スタッフとして声が掛かった。
早速、演出家、製作との打ち合わせが行われ、結果僕は、主役の錦織氏に付くことが決まった。
仕事の内容は、錦織氏を、サミーデイビスJrが演じたジョーウェリントンにするために、顔だけでなくボディー全身のメイク、髪型はウィッグではなく地毛で作る。

それから、とにかく忙しかった。
GOLDEN BOY関連で、稽古場での打ち合わせが増え、本番の現場の流れの確認、錦織氏のテレビ出演のヘアメイク、使用する化粧品の確認、衣装合わせ、休みはなく、空いた時間はスタッフたちとの呑み。

そして、サミーデイビスJrを彷彿させるために、錦織氏のヘアーをアフロヘアーにしたのだ。
当時のジャニーズのスターを、アフロヘアーにした美容師は、僕を含めても相当少ないはず(°°)

とにかく毎日が充実していた。
忙しいだけではなく、誰かに頼りにされている日々。やりがいがあり、生きがいがある。
睡眠不足の日々だったが、全く疲れを感じなかった。

初日を迎えた日、舞台袖にいる事の充実と満足感。
錦織氏の演技、歌、ダンスに、毎日アドレナリンが出まくっていた。
そして無事に千秋楽を迎え、舞台は連日大入り満員で大成功で幕を閉じた。

打ち上げの時、ある役者さんから、『うちの事務所が運営する劇団で、ヘアメイクやってくれないか?』と声を掛けてもらえた。
後藤宏之さんという、当時ゴヒロのニックネームで活躍していたダンサーで、GOLDEN BOYでは、ジョーウェリントンのライバルボクサー役。

ゴヒロさんのヘアスタイルも提案させていただき、それが大好評だったという事から、声を掛けていただいたのだった。
その頃は、ありがたい事に、連日仕事で忙しがったのだが、求められたら断らないのが自分流、スケジュールを調整し、喜んで参加させていただいた。

『まぼろし新撰組』という作品。
幕末の新撰組が現代にタイムスリップしてきてしまって、現代の女の子と恋に落ちるというストーリー、原作が、大ベストセラー『グインサーガ外伝』の作家、栗本薫女史。
劇団ミュージカルとしては、かなりメジャーな作品であり、そして、初めて全体のヘアメイクプランを任された。
作品はとても面白く、稽古場に行くのが楽しみで、これまた劇団員の方々と呑みの毎日だった。

幕末の話でありながら、SF要素もある作品、しかしながら、キャストは新撰組始め、幕末の立役者ばかりの役柄。
そんな中で、水戸藩浪士 芹沢鴨の伴侶役の役者の歌が、何故か僕の心に刺さっていた。
彼女は、東宝の大型ミュージカル『レ・ミゼラブル』のアンサンブルにも出演、稽古場でも良く話しかけては、私情を挟んで良く呑みに行ったりした。
そして後に、彼女が僕の伴侶となる事は、この時は知る余地もなかったf^_^;

仕事もプライベートも順調な1990年、この勢いを力に勝負に出ようと決断。
株式会社ウィローの誕生である。

#05へ続く

2.MUSIC JAM

ここでは、僕の記事の内容の年代に流行っていた洋楽の中から、柳レコメンド曲を僕なりのライナーノーツとしてご紹介していきたいと思います。

今回のレコメンド曲は、ミュージカルアニーが日本で上演された1978年に、ポール・マッカートニー&ウイングスが発表した楽曲、『幸せの予感』です。

アルバム『ロンドン・タウン』の9曲目に収録。LP版ではB面冒頭の曲だったが、日本ではシングルカットされました。

〜with a little luck 〜♪

爽やかな歌声が、聞くたびに幸せな気分にさせてくれました。
この曲に耳を傾けていると、不思議とイライラしていた時も落ち着けました。

『少しの運があれば うまくやっていける
このまったく困った状況から 抜け出して前に進める
少し愛があれば 気持ちも楽になる』
本当にその通りですね、さすがポールマッカートニー。

ちなみに、1978年日本では、こんなコンテンツが流行っていました。

* スター・ウォーズ
* 未知との遭遇
* 007 私を愛したスパイ
* 野性の証明
* さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
* サタデー・ナイト・フィーバー
* 柳生一族の陰謀
* 死亡遊戯

この年のビルボードチャートソングは、大好きな曲ばかりです。
そして、サタデーナイトフィーバーブームで、ビージーズ旋風が吹き荒れる、1978年のビルボードチャートはこちら
 
1. シャドー・ダンシング / アンディー・ギブ
2. 恋のナイト・フィーバー / ビージーズ  
3. 恋するデビー / デビー・ブーン 
4. ステイン・アライヴ / ビージーズ
5. キッス・ユー・オール・オーヴァー / エグザイル
6. 愛はきらめきの中に / ビージーズ 
7. ベイビー・カム・バック / プレイヤー 
8. 愛の面影 / アンディー・ギブ 
9. 今夜はブギ・ウギ・ウギ / ア・テイスト・オブ・ハニー 
10. 永遠の人へ捧げる歌 / コモドアーズ
11. グリース / フランキー・ヴァリ 
12. アイ・ゴー・クレイジー / ポール・デイヴィス 
13. 愛のデュエット / ジョン・トラボルタ&オリビア・ニュートン・ジョン
14. 愛のエモーション / サマンサ・サング 
15. レイ・ダウン・サリー / エリック・クラプトン 
16. ミス・ユー / ローリング・ストーンズ  
17. 素顔のままで / ビリー・ジョエル
18. しあわせの予感 / ポール・マッカートニー&ウイングス 
19. アイ・キャント・ハヴ・ユー / イヴォンヌ・エリマン
20. ダンス・ダンス・ダンス / シック  

3.BEAUTY

ここでは、僕の記事の内容の年代に流行っていたビューティーに纏わる事をご紹介していきたいと思います。

モードの帝王と呼ばれた天才ファッションデザイナー「イヴ・サンローラン」が、コスメを中心としたイヴ・サンローラン・ボーテを作ったのが、1978年です。
メイクアップラインは、誕生からこれまで40年以上もの間、人気が衰えることなく世の中の女性たちから高い支持を受けています。

出典:https://www.fashion-headline.com/article/21275

1979年に発売された「ルージュ ピュール No.19」は世界的に大ヒット、歴史に残るベストセラーになりました。
青みが入った印象的なピンク色のリップは、イヴ・サンローランを代表するカラーで、ブルべピンクは、ここが発祥の地と言っても過言ではありません。

最近では、「ヴォリュプテ ティントインバーム」が大人気です。
とろけるようなテクスチャーのリップで、ティントの働きにより発色と血色感がぐんとアップ、魅惑の唇を作り出してくれます。

出典:https://s.cosme.net/feature/201806_pinklip_blue

タイトル画像 

出典:https://www.amazon.co.jp/
出典:https://www.cosmeland.jp/column/109.html
出典:https://matome.naver.jp/odai/2149972300401392801

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