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読書が趣味な大学生です。読書日記代わりに書いてます。

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5/3『ルーズヴェルト・ゲーム』 池井戸潤

言わずと知れた名作家。 ”企業スポーツ”が題材で、野球部と会社という2つの組織の戦い、葛藤、凋落、興隆が絶妙に表現されている。 池井戸潤はこれまで『ノーサイドゲーム』や『陸王』などスポーツを題材にした小説をいくつか執筆されているが、どれもスポーツの競技の場面が少ないという共通点がある。その代わり、人間関係や競技以外の描写が多くなるわけだが、それを感じさせないほど、競技の場面の印象が鮮明に表現されており、印象も強く残っている。ここに作家「池井戸潤」の凄さがあり、一線を画して

    • 4/30『エンジェルボール1〜4巻』 飛田俊吾

      "愛するものすべてを幸せに それが、わしの願い” これが主人公の生前の願いであった。 誠実、実直、少し不器用だが、家族を心から愛する主人公は癌に犯されており、余命僅かであった。そんな折に、天使と出会い、特別な能力を手に入れる。そんな主人公が息子として、父親として、夫として、野球選手として、愛する者たちへ、彼の生き様を通して、想いを伝える物語。 ”愛する者”の為に、ここまで捧げることが出来るのか。人生における最優先事項を考えさせられ、”生きる事”について改めて見つめ直すこ

    • 5/3『ルーズヴェルト・ゲーム』 池井戸潤

    • 4/30『エンジェルボール1〜4巻』 飛田俊吾