1月7日の節目に: 物の見直しで心地よいスタートを!
新しい年が明けて、あっという間に1週間が経ちましたね。
1月7日を過ぎるとお正月気分から「通常モード」へ自然と気持ちが切り替わる、という方も多いのではないでしょうか。
それは、1月7日に昔から行う風習も影響します。
1つは、春の七草「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」を食べて健康で長生きできるよう願うこと。
七草がゆを食べるのは「味付けが濃いお正月のごちそうで疲れた胃を休めるため」ともされています。
その目的として、丁度よいタイミングではないでしょうか。
また、松の内(松飾りをつけておく期間)も7日まで。明日にはしめ飾りや門松、書き初めなどは燃やし、「年神(としがみ)様を天へ送る」のがならわしです。
こうした風習からも、1月7日は身体も気持ちもリセットしやすい「区切り」の日だと分かります。
このタイミングで古来からの風習とセットでぜひおすすめしたいのが、家の中の物の見直しです。
「年末に大掃除したばかりなのに!」と思う方もいるかもしれません。
確かに、昨年中の汚れは大掃除で落とし、整理もできました。でも、その後のことを考えてみてください。
年末年始は帰省や家族でのお出かけ、年始のご挨拶などでいただきものや買い物が多く、想像以上に物の出入りが激しい時期です。
新しいものを家の中に取り入れて、なんとなくそのままになっていませんか?家族共用の物なら全員が分かりやすく使いやすい場所に置きましょう。
また、同じ用途のものが増えたら置き場所や持ち方も考えたいところ。
お正月の飾りをまとめて処分に出すタイミングで、ざっと家の中の物を見直すことをおすすめします。取り出しにくさや使いにくさ、戻しにくさなど、小さくても違和感を感じた箇所は見直しポイントです。
こちらのチェックリストを活用して、物の配置や収納が適切か、見直してみてください。
☑配置
→本来使う場所でないのに「ちょい置き」などで物が置かれていませんか?その場合、「定位置を作る」「よく使うものは手の届きやすい所に移動する」などの対策が必要です
☑収納方法
→収納用品を使用することで、かえって分かりにくくなっていませんか?子どもがいる場合は、透明な収納用品やラベリングで中身がひと目で分かるのがベストです
☑物へのアクセス
→「使うまで」に余計な手間がありませんか?アクション数はできるだけ減らします
☑空間の使い方
→空間に対して物が多過ぎないですか?少し余白があるだけで快適さが変わります
☑細かく分類し過ぎていないか
→細かい分類は、逆に分かりにくさにつながります。迷ったら、家族にも確認してみましょう
こうした見直しは、小さいことでも日々の暮らしの単位で考えると家族全員の負担を減らし、暮らしの質そのものに直結します。
連休のうちにざっとチェックして、家の中も気持ちの良いひと区切りをつけてみてください。
来週からの通常モードが、ぐっと心地よくスムーズなスタートになりますよ!