「スタートラインに立つだけでイイ」 マイナス思考な人のための第一歩。
皆様こんにちは PICOです。
私は基本的にマイナス思考で、日常生活やTwitterなどではネガティブな発言が多いのですが、ネガティブな発言とは裏腹に、少しだけ心掛けている少しだけポジティブな考え方があり、それは何かに挑戦しようかと悩んだ際には「まず、スタートラインにだけ立ってみる」と言う事です。 この記事は私と同じくマイナス思考の人や、なかなか前を向けないけれど、それでも少しでも頑張って前へ進んでみようと思っている人には比較的理解して頂けるのではないかと思ったので、今回はコレを記事にしてみる事にしましたので、もし宜しければ読んで頂ければ幸いです。
◆「スタートライン」に座ってみる。
日々の生活の中で「やろうかどうか悩んでいる事」と言うのは結構あると思うのだが、例えばそれは部活動だったり、アルバイトだったり、何か新しい趣味だったりすると思うのだが、それをいざ始めようと思った時、マイナス思考の人は必ずそこで二の足を踏むと思うのだ。
一般的には『僕は野球が好きだから野球部へ入ろう』だとか『私は読書が好きだから書店でアルバイトしよう』と言った具合に、自分は何が好きなのか、自分には何が出来るのかを自ら判断して選ぶ事が出来ると思うのだが、マイナス思考の人はそもそもそれが苦手な人が多い様に思う。
マイナス思考の人は、まず何かを始める際に【自分がどうか】ではなく【他人と比べて自分はどうか】と、何故か自分の気持ちではなく、他者と自分の実力を比較し始めてしまうのだ、その結果『絵を描くのは好きだけれど、別に特別絵が上手い訳ではないし・・・』『歌を歌うのは好きだけれど、他人に比べて音痴だと思う・・・』と言った感じで自ら進んで自信を無くし、「やらなくていい言い訳」や「出来ないだろう言い訳」をし始め、行動せずに終わってしまう事が多いと思うのだ。 それだけならまだ可愛いのだが、そういった思考を無駄にグルグルと巡らせた結果『僕は別に絵を描くのが好きではないのではないか』『私は別に読書なんて好きじゃない』・・・と、自分へ嘘を吐き始め、自分否定が始まってしまうのである。 こうなってしまうと、折角好きだったはずの事でさえ、時間が経つにつれて本当に嫌いになっていってしまうのだ。
これを避ける方法として私がいつも心掛けている事がある。
それは【頑張らない事】である。
理由はとても単純なもので、マイナス思考の人は基本的に自分に自信が無いとはいえ、やろうかどうするかを悩んでいる時点で多少の『やってみる気』はあるので、それ自体には多少の興味があり、それを実際に行動に移すか否か、自分にそれが出来るのかどうかの理由を探している事が大半だと思うのだ。 そこで、自分の中で【頑張らない事】を先に決めてしまう事で自分の心の負担を少しだけ軽減出来ると思うのだ。
これがスタートラインに立つ第一歩。 まずは「スタートライン」に座ってみると言う事である。
◆「楽しいと思えるか否か」で決める。
さて【頑張らない】と一言で言ってもどう言う事なのかと思うかもしれないが、これもまた案外単純な話で、 実際に絵を描いてみたり、歌を歌ってみたり、本を読んでみたり、今どうするか悩んでいる事を実際にやってみるのである。 取り合えず始めてみて、少しでも「面白くない」「楽しくない」と感じたら一度手を止めて改めて考えてみればいい。 ここで改めて考えてみると最初に悩んでいた時よりもより具体的な回答が出易くなると思うのだ。
そして、それが本当に楽しいと感じたかどうかで、やるかどうかを決めればいいのだ。 勿論無理はしてはいけない、ここで無理に自分に「出来る!」と言い聞かせて自分に一時的な自信を持たせたとしても、後の重荷にしかならず長続きはしない。
よく『最初の一歩が肝心! まずはやってみろ!』などと言う事が書かれた書籍やSNSなどを見る事があるが、正直コレが真実であり事実だとは思う。しかし、マイナス思考の人間にそれが出来るのであれば、そもそもそんな事で悩んだりはしないのだ。 あくまでも『私はこうして成功した!』だとか『○○をすれば成功する!』と言ったタイトルの書籍やSNSの記事などは「ある程度出来る人間が、ある程度出来る人間へ向けたメッセージ」なのであって、そもそも何も出来ない、何も決められないマイナス思考の人には難しい話であり、全く参考にはならないのだ。
そこで、まずは何も考えずにやってみるのだ。 目的としている事ではなく、その前段階の『それが本当に好きなのかどうか』を改めて見つめ直すのである。
その結果、それを純粋に楽しいと思う事が出来れば、それはきっと小さな自信と、次の大きな一歩に繋がると思うのだ。
◆「数字」に踊らされない事が重要。
これは何にでも言える事である事は言うまでもないと思うが、例えば昨今ではYouTuberが小学生のなりたい職業ランキングの上位だったりするらしいが、例えばYoutuberになってみたいと思っているのなら、まずアカウントの登録をしてみて、動画でも何でも1本撮ってみればいいのだ。
そこで実際に動画を撮影してみて、編集作業をしてみて、動画をアップロードをしてみて「その過程」をどれだけ楽しいと感じる事が出来るかが重要なのである。
しかし、何かを始める際に、必ずと言っていいほど数多くの人が気にするのは「過程がどれだけ楽しかったか」ではなく、その先にある結果【数字】だと思うのだ。 pixivでもTwitterでもYoutubeでも、「閲覧数」や「視聴者数」「いいね」の数や「チャンネル登録者数」などなど・・・人は必ず目に見える数字に踊らされ、数字で一喜一憂するのだ。 それが自分の自信に繋がり次へのモチベーションになるのは事実だとは思うのだが、考えてみて欲しいのだが、そもそもスタートラインに立ってもいない人間に数字など付くはずも無いのだ。 しかし、マイナス思考の人はやり始めもせずにこう考えてしまうのだ・・・。
【数字】は欲しい。 でも【数字】が貰える自信は無い。
【評価】されたい。 でも【評価】される自信は無い。
結果、何もせず『僕には無理だろう』『私には出来ない』と諦めてしまうのだ。 実際そんな考えの人が何かを始めたとしても続きはしないし、数字も伸びなければ評価もされないとは思うが、そもそも、そう言う人は目的を間違えているのである。
自分の目的は何なのかを今一度考えて欲しいのだ。
自分が楽しいと思えないことはそもそも続かないのだ。
数字や評価はその先にあるものである。
まず、考える事を【数字】や【評価】から【楽しい】や【好き】に変える事。 それが、スタートラインに立ち上がる事に繋がると思うのだ。
◆「楽しんでいる人」には人が集まる。
ここまでで、まずは何かを実際に始めてみて、それが「楽しい」か否かを再確認し、次に数字や評価を目的とするのではなく、目的を「楽しい」や「好き」にする事が出来れば、あとはもうそれを実際に始めてみればいいのだ。 ここでも重要な事は【頑張らない事】である。
歩き出しはゆっくりとでいい。
他人と競争しなくていい。
立ち止まって良いし、座り込んでも良い。
最初から数字は伸びないし、多分誰からも評価はされないだろうと思う。 しかし、それは自分が楽しいと感じた事であり、楽しいと、好きだと思った事なのであれば少なからず無理をせずとも続ける事だけは出来ると思うし、仮に飽きてしまえば止めてしまえばいいのだ。
よく「継続は力なり」とは言ったものだが実際その通りで、自分が楽しいと思い継続していると、他人は案外見ていない様で見ていて、楽しそうにしている人へは興味が沸くのだ。
『あの人はいつも楽しそうにしている』『あの人を見ていると元気が貰える』そうやって少しずつ人が集まってきて、小さな輪が出来上がり、徐々にその輪が大きくなっていくのではないかと思うのだ。
【数字】や【評価】はそう言う「楽しい」の延長にあり、その楽しいは作品自体の完成度や本人の技術や能力次第なのは勿論かもしれないが、それに取り組む姿勢や言動を含めてのものだと私は思うのだ。
何かを始めるのに頑張る必要は無い。 無理をする必要も無い。
まずはスタートラインに座ってみる。 歩き出さなくても良い。
気が向けばスタートラインに立ち上がれば、誰かが自分を見てくれて。 そのラインから一歩、歩き出すだけで誰かが必ず応援してくれる。
目的は先にある【数字】や【評価】ではなく、自分のところへ集まってきてくれる数人の人達と日々楽しく過ごす事。 それで十分だと思うのだ。
そうやって気楽に考えてみれば、ほんの少しだけ何かを始めるのが楽になる気がするのだ。
◆最後に・・・。
・・・と、ここまで書くと『何だかんだ言いながらポジティブな記事じゃないか、ネガティブな人はそうは考えられない』と言う人が必ず居ると思う。
しかし、それも答えだと私は思うのだ。 『そうは考えられない』と言う、その感想が答えなのだ。
何かを始めてみようと思った時に、それを楽しいとは思えないのであれば、それも答えであり、それは別に始めなくても良い事だと思うのだ。 仮に始めたところで続きはしないし、無理に続けたとしてもそれはストレスにしかならないと思うのだ。
「楽しめない」「楽しもうとしない」「楽しむ気がない」人は、この記事の一番最初に記載した「やろうかどうか悩んでいる事」の時点で、そもそも悩んでさえいないのである。
私はいつも「何かを始めたい」と思っていました。 その度に、スタートラインへ座り込み、少しだけ何かを始めてみては『私には無理だ』と諦めてきました。 それを何年、何十年と繰り返し続け、そして、久し振りにスタートラインから一歩だけ踏み出したのが、この【 note 】になります。
正直、私には人より凄い人生経験も知識も無ければ、勉強も出来ないので誰かに何かを教えられるだけの能力も語彙力ありません。
人に誇れる何かは何一つ持ってはいませんが、それでもこうした記事を書く事が「楽しい」と思ったのです。
正直に言えば【数字】や【評価】も気にしますし、少しでも多くの人に読んでもらえたら、評価して貰えたらとは思います。
けれど、それ以前に「楽しい」と思ったので、やってみる事にしたのです。
結果、数名の方からTwitterのコメントで『面白かった』『ためになった』などと言う有難い言葉を頂く事が出来たのです。 この言葉は私が「note」を始めなければ声を掛けて貰うことが出来なかった言葉であり、これが「小さな輪」の始まりだと私は思うのだ。
何かを始めようとする人へ。
前へ進もうとしている人へ。
頑張らないで下さい。 無理をして、大好きだったはずの事を嫌いにならないで下さい。 嫌いになるくらいなら、一度それから距離を置いて、少し深呼吸をして下さい。 そして、気が向いたらまたスタートラインへ座ってみて下さい。
私は前へ進もうとしている人を応援しています。
それでは・・・また次回の記事でお会いしましょう。