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2024年11月の記録

11月は書籍が発売されたのですが、ちょうど研究会がたくさんある月だったので、それを持ち歩きながら営業活動をしました。医学系の学会での講演も含め、今月はアウトリーチが多い月でした。今月だけでかなりの人にお会いしたような。B4の学生が学会デビューを始めたのですが、いろいろ賞をいただけた月でもありました。


講演

日本ストレス学会@宇都宮

祖母の訃報により、急遽、ビデオ講演とさせていただきましたが、ウェアラブルデバイスを用いたストレスの測定評価、という演題で講演させていただきました。

医療情報学連合大会@福岡

医療情報学連合大会では、行動変容支援に関するお話をさせていただきました。松尾豊先生からは、生成AIの動向と今後日本がどうしていくかという大きな話だったので、ちょうどそれ受ける形で、医療分野での活用動向、特に行動変容支援にどう活用されていっているかについての話となりました。

学会

MBL/ITS研究会@和歌山

WiP発表にB4の福田くんを連れて参加しました。ここ数年参加できていなかったので、久しぶりのWiPをエンジョイしました。この研究会のWiPは、夕食後のセッションで、発表者がテーブルに別れて座り、先生たちが席を廻りながら色々アドバイスしていくというスタイル。懇親も兼ねつつ、学生にとっては色々な視点の意見をもらえる場となってます。今回連れて行った福田くんは、初めての学会で、卒論執筆に向けて良いタイミングでした。めでたくWiP奨励賞を受賞し、2日目のメイン研究会でも発表させていただくことができましました。

UBI研究会@淡路島

こちらも恒例の淡路島開催のUBI研究会ですが、ここ数年行けておらず、久しぶりの参加となりました。B4の羽田野くんと、D進学のM2平岡くんが、それぞれ、行動認識とプライバシーの両立に関する研究を発表しました。結果、羽田野くんがヤンクリサーチャー賞、平岡くんが学生奨励賞を受賞しました!

ICEA2024

11/28-29、東京大学駒場リサーチキャンパスで開催されたICEA2024で2件の研究成果を発表させていただきました。1つは、D4のChen Binくんが、ビデオをテキスト化するVideo Captioningという研究について。もう1つは、B4の二村くんが、夏のオープンキャンパスで開発したiTOChat2024について。前日、航空機に雷が直撃し、関空にダイバートするといったことがあり、終電を逃しネカフェで夜を明かしたChen Binくんは疲労困憊の様子でしたが、なんとか発表を終え、何と、Best Paper Award Brondsを受賞しました。B4の二村くんは、デビュー戦ということで緊張気味でしたが、堂々とした発表でした。ICEA2024は、初めての参加でしたが、アットホームなコニュニティという感じで居心地の良い会議でした。

第5回ナノコン応用コンテスト発表会

LeafonyというArduino互換の小型マイコンを展開しているトリリオンノード研究会が主催するナノコン応用コンテストに今年も学生たち2チームが応募していました。東京での発表会は参加できないかなと思っていたのですが、ちょうどICEA2024に採択され、同じキャンパスで同じ日程で開催となったため、急遽、現地参加をさせていただきました。

東北大学・通研共同プロジェクト研究・合同発表会

毎年恒例の東北大学電気通信研究所共同プロジェクト研究の合同発表会に参加して、この1年の研究成果と研究室の状況を共有しました。この発表会は、若手教員から最年長で79歳となられる大先輩までが集まり、終日議論&夜の懇親を行う場となっていて、今回も毎晩、夜の情報交換会が活発でした。

独日仏AIカンファレンス

都内で、「生成AI:民主化、透明性、持続可能性への道筋」という内容で独日仏カンファレンスが行われ、ドイツ時代にお世話になったDengel教授の名前があったので、出張の帰りに立ち寄りました。ちょうど、飛行機までの時間にDengel先生の発表を聞くことができ、運が良かったです。生成AIが社会に浸透するにあたり、信頼性や透明性、説明可能性などが重要になってきているということがひしひしと伝わりました。

福岡未踏

中間発表会

福岡未踏2024の中間発表会を盛大に開催しました。対面とオンラインを合わせる、100名の方にご参加いただきました。主に、9月からはスタートしたSolve、14課題の中間発表となりますが、それに先立ち7月からスタートしているPro/Jump課題も発表するとともに、2023年Grow修了生で、現在、未踏アドバンストに採択されて頑張っている盆栽チームや、2023年Solve修了生で糸島市での実証実験が始まった消防団アプリチームが近況を報告してくれました。IPA未踏OBによる講演会や、熊本IPPOからの発表もあり、朝10時〜18時まで盛りだくさんの内容となりました。

テックカンファレンス in 大阪

大阪・神戸・山口など複数のAKATSUKIプロジェクト拠点が集まる発表会が大阪で開催され、福岡未踏からはJumpの樅山くんを連れて参加しました。

糸島消防団アプリリリース

福岡未踏2023年に、糸島市から提示されたSolve課題の1つとして、消防団員の団員登録や応援の店のカード情報の更新などの手間が挙げられていました。その課題にデジタルで対応した九大生チームですが、2024年も予算をいただき開発を継続しており、2024年11月、ついにアプリリリースとなりました!!!すでに数百名の消防団員に活用いただき、消防団のDXに貢献しています。

いろいろと活躍

11月はコンテストが多い月ですが、福岡未踏修了生たちが様々なコンテストで活躍してくれました。福岡未踏は、こうしたクリエータの発掘が狙いとなっており、修了後の活躍は非常に嬉しいです。

リーンスタートアップ演習・最終発表会

五十嵐先生にお誘いいただき、10月に初めて参加させていただいたリーンスタートアップ演習の最終発表会に審査員として参加させていただきました。デザイン思考(芸術工学部)×スタートアップ(QREC/QBS)というコラボ講義ですが、今回、生成AIを活用するということから、情報系の方に入って欲しいという流れでした。私自身、前期の講義でデザイン思考(芸術工学部出身の先生)×ICT(荒川)という似たようなコラボ講義を長年担当しており、非常に親和性があると思いました。

福岡市EDD・2次審査

立ち上げから関わらせていただいている福岡市のEngineer Driven Day (EDD)の2次審査に審査員として参加させていただきました。社会人の参加も多いのがこのコンテストの良いところで、今回も実用性の高いDXアプリや楽しい観光ゲームなどが発表されました。

NEDO・最終評価

「IoT 社会実現のための革新的センシング技術開発」というNEDOプロジェクトに中間評価から評価委員として関わらせていただいているのですが、今回この大型プロジェクトの終了時評価にも関わらせていただきました。審査会はYouTube配信されたので、ご覧になった方もいるかもしれません。

BIT Associate Editor

10月から始まったトップジャーナルBehaviour & Information TechnologyのAssoicate Editorのお仕事ですが、早速2件担当し、査読者探しに苦労しました。情報×心理×行動、みたいな境界的な分野はなかなか査読者探しに難航します。しかし、こんなテーマがあるのかとか、こんなアプローチでまとめるのか、実験はこんな感じでやるのか、といった新たな分野のお作法の勉強になってます。

大学

Huang助教、退職

2022年5月に来日し、2024年3月に博士を取り、4月から助教を務めていたHuang くんの送別会。博士に入るまで自動車会社勤務だったこともあり、自動運転の研究を立ち上げ、学位を取得して、今は修士3名の指導をしてくれていました。科研費のスタートアップも取れて順調に研究者としての道を歩んでいたのですが、急遽、中国の新興自動車メーカー(元の会社とは違う)からのオファーがあり、自動運転のエンジニアに採用されたということで退職、帰国となりました(涙)

送別会には中国人留学生たちが集まり、本格中華の店で、辛かったり、酸っぱかったりする中国料理(中華料理とは違う)を食べて、ワイワイ。同じように博士取得後、助教をしてくていた先輩にあたるBilly(今は民間でエンジニア)も加わって、楽しい時間となりました。

谷口理事の慰労会

9月で理事を退任された谷口先生の慰労会を部門教授で開催しました。バトンタッチする形で理事になられた内田先生、副学長になられた井上先生などお忙しい先生方と久しぶりの懇親でした。

終わりに

あっという間に11月まで終わりました。この時点で飛行機に67回も乗り、11万FOPを超えています。よく飛び回ったなと思います(笑)12月は飛行機なしでほとんど大学でお仕事予定&忘年会三昧!?です。

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