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2024年10月の記録

後期は、講義があるので、ぐっと出張が減った気がしていますが、2泊3日の研究会が2回あり、楽しい月でした。


研究関連

第5回デジタルウェルビーイング研究会

5回目となる基盤研究(A)の研究発表会を軽井沢のNIIセミナーハウスで開催しました。九大、東大、NAISTの学生たちによる発表と討論を2泊3日で。毎回、1件の発表と討論がだいたい60−90分と、博士公聴会のような長さです。夜はBBQ。ちょうど研究題材の1つである選挙を見ながら、色々と議論しました。

今回は、Pluad Noteを持ち込んでAIに議事録と要約を作ったのですが、めちゃ良かったです。早速その場で購入する先生方もw 90分の議論の要約がいくつか出てきたので、それと科研費の申請書や過去の発表資料をRAGにぶち込んで会議全体のレポートをもサクッと作成。

作成された会議レポート

DPSWS2024

広島・宮島で開催されたDPSWS2024に参加しました。研究室からは、オーラル発表2件とデモ発表2件でした。オーラルは、留学生のPangくんが初めての学会ということで緊張していましたが、無事に発表を終え、査読に基づいて与えられる奨励賞に加えて、優秀プレゼンテーション賞も獲得しました。

デモ2件も気合いのはいった動体デモを持ち込みました。1つは先月のUBIでも発表したバランスボールを低コストにIoT化するというもの。空気ピンを入れ替えるだけで、バウンド回数等を測ることができるようになります。今回はリアルタイム対戦ゲームを開発して望みました。もう1つは、腕時計にカメラを内蔵させ、プライバシー保護をしながらリアルタイムに行動推定をするというものでした。

2日目の午後、ランチ休憩の間、大半の人が厳島神社に行く中、厳島神社を突っ切って、弥山(みさん)の山頂まで登りました。通常の倍速で登って降りて、搭乗予定のフェリー、2分前というギリギリでした。上りはロープウェイの力も借り、往復2時間ちょっとで、標高652mまで登って降りてきました。帰りは急階段がずっと続き脚がガクガクに。戻るとその距離は10キロにもなっていました。

弥山登頂

AKATSUKI合同会議で福岡未踏の取り組みについて発表

福岡未踏は、経産省AKATSUKIプロジェクトのひとつなのですが、今年からエリア会議というものが始まり、他の採択拠点との情報共有が行われています。その中で、昨年度50名、今年度39名を育成中の福岡未踏がどのような戦略を取っているのかについて紹介させていただきました。

e-zukaスマートアプリコンテスト

飯塚市で開催されたスマートアプリコンテストに審査員として参加しました。13年続けている飯塚市、そして、ここに集まる審査委員の顔ぶれ、本当に凄いです。今回は、中高生の発表に驚きましたが、Gigaスクールなど情報教育を早期から始めていることの効果がさっそく現れているように感じました。

BIT JournalのAssociate Editor

Taylor & FrancisのBehaviour & Information Technology というジャーナルのAssociate Editorに就任しました。Persuasive Technologyで発表されるような、情報技術と行動変容を取り扱うジャーナルです。

書籍の発売

センサと機械学習ではじめる人間行動認識という本を執筆しました。今回は、演習で使える実践的な本です。データ計測から前処理、機械学習、評価まで一気通貫で学ぶことができます。サンプルコードとデータも提供しますので、これ1冊で一通り学習可能です。この2年間、大学2年生の研究室体験や修士から進学した学生の勉強本として、この本を使ってます。大学におけるPythonの演習課題としてもどうぞ。

卒業生との交流

就職で東京に行っていた学生が福岡に異動となったので、福岡在住の卒業生と一緒に飲みに行きました。こうした関係をずっと持てるといいな〜と思います。

Landyさんの卒業

2020年からポスドクとして研究室に滞在していたLandyさんがフランスの研究所に就職となり、九大を離れることになり、送別会を行いました。

リーンスタートアップ演習

QREC五十嵐先生にお誘いを受けて、リーンスタートアップ演習という講義で1日講師を務めました。


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