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宇宙服なんかいらない

人類がいつまでたっても宇宙空間に適応した身体を獲得できないのは、宇宙服を着るからではないか。もっと言えば、宇宙船の中にいることがそもそもダメなのではないか。

アタマがおかしい?まあそうかもしれない。

あくまで比喩だが、イルカやクジラの祖先が潜水服を着用していたり潜水艦を利用していたら、あのような進化は起きなかっただろう。海中へ直に潜って泳ごうとしたからこそ、現在の姿になったのだ。

人類は服を着たり道具を使用したりすることで、じつは進化することを放棄してしまったのかもしれない。

宇宙服や宇宙船の保護下にある限り、人類はいつまでも人類のままでしかない。

地球最深部のマントルに近いところでさえ生物は存在しているという。宇宙空間でむき出しのまま生存可能な生物が誕生したとしても不思議ではないと思う。人類がそうなれるのかどうかはわからないが。

地球圏を離れて宇宙に飛び出すのであれば、それに適した身体が必要になる。テクノロジー信奉者はそれをテクノロジーで代替できると信じているようだが、はたしてどうかな?と私は疑念を抱いている。


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