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三角座りがなんだって?

三角座りは戦後、日本人の弱体化を狙ってGHQが強制的に学校教育に取り入れさせた物だという噂がある。
骨盤に負荷をかけ姿勢を歪め、内臓も圧迫する事で成長期の健やかさを損なわせ、血流も阻害するのだとか。
聞くと「そうだったのか!ああ、だからか。なるほど!」と納得しそうになるが、勿論デマである。
三角座り如きで身体を壊すとは、いったいどれだけ弱いのかという話だ。
しかも柔軟性の高い子供の肉体である。1日のうちに何時間もするわけでもない格好で悪影響があるなら、重い荷物や水を担いで何時間も悪路を歩いたり、腰を屈める農作業やしゃがみ込んでの釜に薪を焚べる作業なんかした日には、直ぐに骨が歪んで全滅だろうに。
なんて事を思ったりした。

話はちょっと逸れるが、私の友人に楽な姿勢が出来ない人がいる。
普通の人にとっての楽な姿勢、つまりはだらし無い格好だ。
ソファの背もたれに身体を預けてリラックスとか、寝そべってゴロゴロとかすると、肩凝り首凝り腰痛筋肉痛になり頭も痛くなる。
頭痛になってからだと鎮痛剤が効かないので、痛くなる前に急いで飲まないといけないらしい。
なので彼女はいつも背筋を伸ばしてきっちり真っ直ぐ座っている。
ぐうたらな私には辛そうだと思うけれど、本人にとっての楽は背筋を立てた形なので頑張って変える必要もないだろう。

いや、本当。
身体に良いか悪いかは人それぞれ。
自分自身が自分の肉体に聴くのが一番良いんじゃないだろか。

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