#ウィシュマさんのビデオを開示してください ~入管法改正案取り下げと今後の課題~
みなさん こんにちは。
本日2021年5月18日(火)政府は出入国管理法改正案を取り下げる方針を示しました。それを受け、立憲民主党など野党側は、法務委員長解任決議案を取り下げました。
まずは、このニュースを一緒に学び行動された皆さんと共に喜び合いたいと思います。
これまでの関連noteはこちらをご覧ください。
ちょうど、1年前の「 #検察庁法改正案に抗議します 」よりも、その喜びが大きく実感されます。
だって、せやろがいおじさんの動画、安田菜津紀さんの記事やコメント、ChooseTVの連日配信で学ぶほど、人権に対する危機を本当に感じて行動を皆さんと一緒に進めてきましたから。
特にウィシュマ・サンダマリさんが亡くなった経過は今も謎だらけで、どうして医療が適切に提供されなかったのか、入管側が指定する通訳でなければならなかったのかなど謎だらけの状態です。
これまで学んできたとおり、現状の出入国管理法は入管側に強い権限を与えている事など、人権侵害につながる現状を含んでおりこのまま放置する事は国際的な信用にも関わります。
そして、ChooseTV配信で、与党国会議員に対しての要望はFAXが、しかも地元の事務所FAXが受け止めてもらえるという話になり、私も与党国対委員長と、与党法務委員会理事全員に対してFAXを送りました。(内容は上記のリンクからどうぞ)
#入管法改悪反対 などのTwitterデモでマスコミも無視できなくなり、お数多くのニュースに取り上げられました。
そして先週は野党が10項目の修正案を提出し、金曜日はぎりぎりの攻防が行われ、衆議院法務委員会を流会に追い込みました。
並行して、私たちのFAXによるご意見を寄せる行動の複合的な政府に対する声が「出入国管理法改正案を取り下げる方針」を引き出したのだと思います。
今国会の取り下げは事態の悪化を止めたという意味で大きな成果ですが、これらの問題は何ら解決はしていません。
いち早く社民党が談話を出していましたのでご紹介します。
日本共産党志位委員長記者会見の記事
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-05-19/2021051901_02_1.html
立憲民主党枝野代表
https://cdp-japan.jp/news/20210518_1378
5/18 今国会での成立見送り #入管法改正案 の行方 Vol.6
本日もChooseTVの配信を視聴しました。今国会の成立見送りを受けて、階議員、藤野議員、高井議員、福島議員、小島慶子さん、千種朋恵さん、司会は安田菜津紀さんです。
今回の配信も学び多い内容でした。
後述する今後取り組むべきことにもつながりますがポイントは以下の通りです。
✅見送りになったのは国会での野党の頑張りと世論の高まりの成果
✅入管収容している人のことを自分事、地続きの問題としてとらえている
✅与党改正案ではなく、野党修正案ではなくいったんチャラにしてゼロベースで議論を
✅世論の高まりがなければ昨年に引き続き廃案にすることはできなかった。
✅ウィシュマさんが亡くなったあと、現在も食事をとれない人がいて対応に問題がありそう。入管内部では変わることができていない。第三者の調査も含めて徹底的に原因究明を行う(これは私が考えたことです)
ぜひ動画をご覧ください。
D4Pの記事から 名古屋入管の交渉音声
昨日、ウィシュマさんの妹さんお二人と弁護士さん、野党国会議員の皆さんが名古屋入管にウィシュマさんが収容されていた部屋の視察と動画の開示を求めて入管側と交渉を行っています。D4Pの配信で安田菜津紀さんの記事の中に、交渉時の録音が公開されています。
少し長いのですが、ぜひ皆さんにも聞いていただきたいです。私のツイートにも書いていますが、入管で人が亡くなったという受け止めをしているとは到底思えない高圧的な態度です。皆さんはこの音声から何を感じるでしょうか。
私は入管の方の話し方は申し訳ないですが、弁護士と国会議員に対する恫喝のようにも聞こえました。
そして、入管内部による是正は絶望的だとも感じました。
その状況も以下の今後取り組むべきことにつながっていくと思います。
今後取り組むべきこと
出入国管理法に関して、必要な取り組みは最低でも次の内容だと思います。(必要があればどんどん追加します)
✅ウィシュマ・サンダマリさんが亡くなった徹底的な原因究明が必要です。
✅そのためにもウイシュマさんの様子が記録されたビデオ録画の全面開示が必要です。
✅入管施設に収容されている他のすべての皆さんに関する現状調査が必要です。人権侵害相当の状況なら即刻改善させることが必要です。
✅与党の改正案はいったんチャラにして、上記調査を踏まえたゼロベースからの議論を、多くの有識者を含めた議論でオープンに進めていくことが必要です。
✅これらを踏まえた議論が、出入国管理法を国際的にも信頼される法律と入館施設としていく道筋だと思います。
誰の命も落とさせない、最低限の人権は必ず守られる出入国管理施設を実現して海外から信頼される当たり前の状態に早くなってほしいと思います。
誰かの人権をないがしろにすること、放置することは将来自分の人権も脅かされることにつながると思います。
引き続き皆さんと一緒に学び、行動していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。 頑張りましょう。
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