仮説の質には極端にこだわる

「実際には、失敗の連続です。大発見の前には山のような間違いの積み重ねがある。どこで間違うかというと、大きくいって二つある。実験科学の研究というのは、みんなまず仮説をたてて、それを実験で検証していくわけですね。こうなってるんじゃないかなと考えて、本当にそうなっているかどうかを調べる。その最初の仮説のたて方で間違う可能性がある。これがいちばん大きい。次に、検証の方法で間違うことがある。こちらは失敗してもやり直しがきくけど、はじめの仮説で間違ったら、もうどうしようもない。はじめにこうなってるんじゃないかなと考えたときに間違った方向で考えていたら、あとはどんな実験をやっても無意味ですよ。いくらやっても意味あるデータがでてこない。だけど、はじめに間違った方向に頭がこりかたまっていると、それでも、これは仮説のたて方が誤っていたんだということに気がつかないで、実験の方法が悪かったんだと思いこんで、方法だけ変えて別の実験をしたりする」

利根川進 立花隆 『精神と物質』




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