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2024.11.14 人生100年時代の日を迎え、私たちは何を思う?

今日11月14日は、人生100年時代の日。皆さんは、この言葉を聞いて何を思い浮かべますか?本日はコラム的な真面目な記事を。

かつては「教育→仕事→引退→老後」という、比較的シンプルな人生設計が一般的でした。しかし、VUCA時代と呼ばれる、変動性・不確実性・複雑性・曖昧性が高まる現代社会において、この固定観念は通用しなくなっています。

リンダ・グラットン氏の『LIFE SHIFT』が提唱するように、私たちは今、人生の多様なステージを柔軟に生き抜くことが求められています。


なぜ、これまでの生き方は通用しないのか?

これまでの人生設計は、社会が安定し、変化が緩やかだった時代に有効でした。しかし、テクノロジーの進化、グローバル化、少子高齢化など、社会環境は目まぐるしく変化しています。

  • 仕事の変化: AIやロボットの導入により、多くの仕事が自動化され、求められるスキルも変化しています。

  • ライフスタイルの変化: 健康寿命が延び、働き方も多様化。定年後の過ごし方も、かつてとは大きく変わってきました。

  • 社会の価値観の変化: ワークライフバランスや多様性の重要性が叫ばれ、働き方に対する価値観も変化しています。

これらの変化に対応するためには、柔軟な思考と学び続ける姿勢が不可欠です。

仕事と育児・介護の両立、そして学び

特に、仕事と育児や介護の両立に悩んでいる人は、男女問わず多いのではないでしょうか。子どもを育てながら、または、親を介護しながら、仕事も続けたい。そんな思いを抱えながらも、現実の壁にぶつかり、諦めてしまう人も少なくないと、コンサルティング・研修のご相談に乗っているときに良く感じます。

しかし、諦める必要はありません。

人生100年時代においては、仕事も育児も介護も、人生の重要な一部です。これらのバランスをとりながら、自分らしい生き方を模索することが大切です。

働き方改革が進み、フレックスタイム制やテレワークなど、柔軟な働き方が以前よりは広がってきています。また、育児休業や介護休業制度も充実しつつあります。これらの制度を最大限に活用し、周囲のサポートを受けながら、仕事と家庭の両立を目指したいですね。

そして、忘れてはいけないのが「学び」です。

仕事や育児・介護に追われて、なかなか自分の時間が取れないという人もいるかもしれません。しかし、ほんの少しの時間でも、興味のあることを学んだり、新しいスキルを身につけることは可能です。

オンライン学習や、地域のコミュニティ活動、プロボノなど、学びやアウトプットの場はたくさんあります。

70歳~75歳まで働く?新しい働き方の可能性

では、いつまで働くべきなのでしょうか。アラフォーの私は、現時点の考えでは自分は70歳~75歳くらいまで働く可能性があると考えています。

もちろん、これはあくまでも一つの目安です。体力や健康状態、経済状況など、個人によって働き方は異なります。

しかし、定年退職後も、何かしらの形で社会とつながり、生きがいを見つけることは、心身の健康維持にもつながると思います。

ちなみに本日ちょうど、リンダ・グラットン氏の講演がオンラインで実施されており、拝聴しました。未来に向けての見通しに関し、新たな気づきもあり、勉強になりました。(内容は規則により書けないのが残念)

まとめ:自分らしい人生を歩むために

人生100年時代は、私たちに多くの選択肢を与えてくれます。仕事、育児、介護、学び、そして自分だけの時間。これらのバランスをとりながら、自分らしい人生を歩んでいきたいものです。

人生100年時代は、決して楽な時代ではありません。しかし、だからこそ、自分の人生を主体的に生きることができる、素晴らしい時代でもあると私は考えます。

この11月14日「人生100年時代の日」を機に、ぜひ、自分自身の未来について考えてみませんか?

あなたの人生は、あなただけのものです。


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